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Showing posts from 2016

Malagkit Available

Malagkit for sale. 先日収穫したもち米を精米してみました。 昨年に比べてきれいなもち米になっています。 お餅にして食べてみましたが、良いですね。 私の祖母の家では毎年年末に親戚がみんな集まってお餅を作って過ごしました。 お餅は丸いものだと思っていました。お店で買う切り餅は四角でしたが…。 お餅の形は東と西で違うことを数年前に知りました。 お餅はなんとなく特殊で縁起ものですね。 … そろそろ年末です。もち米はもちろん、鏡餅とかお餅が必要な方は声をかけてください。

田植ラッシュ

思わぬ雨が降りました。 乾季作の田植えが始まっています。 今季は4つの圃場を2週間かけて田植えを行なう予定になっています。 毎作ほとんどいつも通りのことをしていてほとんど変化がないのですが、何とか前進できるように小さな実験をいろいろ織り込んであります。 良い結果と良くない結果いろいろありますが、良い結果だけ次作につなげています。 今季は前作に良かった資材を全ての圃場で使っています。 今季の実験は肥料の種類と配分を考えています。 今までは適当にやっていた部分ですが、それを形にできるように考えています。 … それとは別で、内緒で有機米の試験も行えそうです。 自分の圃場ではないですが、そういった機会を得られそうです。 … 乾季作の収穫は2月ごろ。 またおいしいおコメが収穫できるように頑張ります。

経験と体験と人生

あいだみつおはやっぱり言葉に重みがあるね。という会話を思い出しだ。 その時は若い人の含蓄あるっぽい詩みたいなのに対してつっこんでいました。 やっぱり経験の差なのかね。という話だったと思います。 確かにおじいさんと若い人たちとでは経験に大きな差が出ます。 そこからにじみ出てくる言葉というものには重さが全然違います。 その時私は20代でした。そこから幾年も年が過ぎましたがまだまだ若いです。 そんな私が経験豊富な老人に勝てるのは夢と体力だけです。他は勝てません。お手上げです。 逆にそれだけでも勝てるという自信があります。 それでもそこそこに年を取ってきました。あんなこと言えるのはここ数年かもしれません。でも頑張ります。あと10年20年同じこと言えるように。 それとともに経験値も増えてきました。 経験等のはそんじょそこらの若者が言うような経験ではありません。5年10年続けてきたというのが経験です。 ちょっとインターンに行ったとか、世界一周行ったとかいうのはただの体験です。ちょこっと滞在しただけでは住んでいるのとはぜんぜん違います。 もちろんやらないよりはやった方がダントツに良いとは思います。 そこをはき違えて経験が大事と言っているようではまだまだだと思っています。 1年生が3年生に勝てないのです。 3年生も5年生には勝てません。 5年生も10年20年のベテランには勝てません。 長く続けてきたものに経験値がつくと思っています。 それが経験だと思っています。 わたしはまだまだこの国に住んで10年生くらいです。農業経営を始めてまだ4年生です。先輩方はたくさん存在します。経験では勝てません。でも体力は上から数えたほうが早いくらいにはなっていると思います。そしてまだまだ夢の見れる年でもあると思っています。 がんばるぜぃ。 … というようなことをヨーロッパでの雑談を思い出しながらテンションだけ上げてみました。

2作目の開始

とうとう乾季になってしまいました。 雨が降ってきません。 乾季作の苗を作っています。今季は3枚の圃場を同じ時期に作付します。 2月ごろの収穫を予定しています。 乾季作は台風の心配がほぼありません。 ただ、灌水が頻繁になります。それを少ない人数でどうやって回すのか。そこが今のところ課題だと考えています。 なかなか人が集まってくれない状況です。 人はいるのですが、みんな忙しいらしく、なかなか縁がありません。 前雨季作のもち米を今日収穫するのですが、ほぼ損なしでしのげそうです。 やっとマイナスにならないように持ってくることができました。 その代わり、野菜を広げてしまったのでそっちにお金を使っているのでなかなか手元に残らない状況ですが、気持ちが楽になってきました。 ちょっと遊びが増えてきたので減らさないといけないというのもあります。まだまだ人が足らない状況です。 … 経営を考えているとまだまだ頭を抱えることはたくさんありますが、こうやってイネの苗が育って元気なのを見ていると今季もまた始まったので頑張ろうという気持ちになってきます。

食が豊かになってきました。

たまに、日本語のフリーマガジンを見るのですが、広告のほとんどは日本食レストランだということが目につきます。 日本語の雑誌なので日本人向けなのですが、それでもこんなにも多くの日本食レストランがマニラにあるのかと思うと、日本人だけでなくフィリピン人も足を運んでいるのだろうと予想がつきます。 食に保守的だと言われていたフィリピン人も経済発展で豊かになって、珍しいものを食べたいと思うようになったのだと思います。 大きな市場で野菜を見ていると以前は見なかった野菜がどんどん増えてきています。それだけ需要が出てきたようです。 品質も良いもの悪いもので価格がだんだん大きくなっているようにも思えます。以前は、形があれば良かったという印象ですが、だんだん大きいもの、見た目の良いものの需要が増えてきているようです。 優秀な農家はそれに対して行動を起こしていますが、まだ多くの農家はそこまで見えていなく、今まで通りの方法で今まで通りの考え方で動いています。なかなか新しいことに踏み込む勇気がないようです。もしくはまだそんなに困っていないのかもしれません。 流行に乗ってすぐに大儲けできないのが農業です。やはり生産技術と土地の資本が重要な商売です。一つの道をこつこつと進んでいく方が長く事業を継続していく秘訣なのかもしれません。それでも、新しい事にどんどん取り組んでいかなくてはならない時代にはなっています。

Malagkit Harvest Soon

もち米の収穫が近づいてきました。 このもち米の収穫で長かった2016年雨季作は完了します。 11月になって雨季が終わったかのような天気の毎日です。 台風が心配なのですが、お天気の神さまにお願いするだけでほかにできることはありません。 … このもち米の品種は知人から分けて頂いたものです。 隣でももち米を生産していたのですが、それよりも籾が丸く太いのです。 昨年も生産して試食をしましたが、他のもち米よりもモチモチ度が高いように思います。 家ではお餅にして食べていました。 今年もこの時期に収穫して年末年始のためのお餅を作ることにしています。 鏡餅やお雑煮、ほっとするひと時を満喫するためだけにもち米を作付していました。 … それだけの思いで11月までにもち米が収穫できるように無理やり雨季作の最後の作付に入れてしまいました。 時期が良くなかったのか連続3作目の影響なのか虫害が多く発生してしまいました。 新しいことをやっているといろいろ勉強することができて、面白いですね。

Harvested Last Batch in Rainy Season

先日、現地米の収穫を行いました。 2016年の雨季作最後の圃場です。 この圃場は香りの高い現地米ともち米を作付していました。 もち米の方は今月中旬か下旬に収穫をする予定です。 … この現地米の品種はいつも生産している品種よりも香りが強いのです。 その代わり、少し硬いです。と言ってもマーケットで買えるおコメよりは柔らかくておいしい品種なのです。 そこまで柔らかくなく、しかも香りがあるこの品種の方がフィリピン人は好きなようです。 … 今年の雨季は5月から始まり圃場ごとに作付を分けてきました。 それが何とか無事に終えることができそうな予感があります。 それでも一段落ではなく、2作目がもう始まっています。2作目は一度に作付しています。 乾季になるためあまりに遅くすると渇水に引っかかってしまう可能性があるためです。 いくつかの圃場を一度に作付して今の人の数と配置でどこも損しないようにできるのか、これもまた挑戦になってしまいました。 … それでも雨季を無事終えることができそうでホッとしています。

台風後も無事立っています

写真は台風前ですが、2つの台風の後も無事に立っていました。 面積はすごい小さなところなのですが、収穫前の台風は心配になります。 心配したところで今更どうしようもないのですが、やっぱり心配になります。 台風が明けてから圃場を見てホッとしました。まだ立っていたのです。 周りはほぼ収穫を終えていましたが、収穫前には広く倒伏していました。 昨年よりも倒伏の割合が多い気がします。 明日は我が身なので何が原因なのか考えているところです。 周りの農家は大きくなってから長雨だったからというような話をしています。 どうなのでしょう。 天気とそのタイミング、肥料と水だとは思っています。 私の圃場は一部、倒伏があっただけなので天気のタイミングではなさそうです。 あとは秘密(笑) 秘密にすることもないのですが。 きっと、 田植えの間隔 も大事だと思っています。 … 収穫まであと数日。晴れが続きそうです。

台風通過。また来ますが…

台風21号、Karenさんは早くに南シナ海の方へ抜けていきました。 大きな台風かと思っていましたが、何とか大きな被害もなく通過していきました。 山の方は強い風雨で大変なようです。 私の圃場では収穫2週間前のイネと野菜があるのですが、イネの倒伏も今のところなく、被害は小さそうです。 イネも小面積なので倒伏しても大きな被害にならないという安心感はありました。 日本の場合、1年に1作なので収穫前の台風などは非常に大きな被害をもたらします。 フィリピンの場合、同じく大きな被害なのですが、2作あるので次がある。というような気持になってしまいます。 しかも、今年の私の圃場の作付はひと月ごとにずらしたので収穫間近の台風でもその圃場のみの被害でほかには良い雨となってしまいます。 そう考えていると、台風が来てもどうしようもないし、今がだめでも次良ければ良いというような考え方になってしまいます。 それでも、被害がないことには越したことがありません。 … 天災に対して考え方が変わってきました。 どうしようもありません。 準備することはできますが、来てしまうことに対してはどうしようもないですね。

すくすく成長中

子どもを見ているとすべての行動に夢を感じてしまいます。 最近本を広げられるようになったのですが、見ていると本というものは夢と驚きに満ち溢れているような気がしてしまいます。 ページを開くたびに違う絵があってワクワクします。 テレビ、家にはテレビはなくyoutubeですが、いろいろな世界がインターネットを通してコンピューターの中にやってきます。 文字が読めるようになればもっと世界は広がります。 物に対しても恐る恐る触ったりつかんだり食べたりします。 食べ物もまだ味の濃いものはダメですが、野菜や果物を食べています。きっと全部味が違って面白いのだと思います。 親の動きを真似します。いろんなところに自分で行こうとします。行けないと泣いたりします。 まだまだ行動に制限はありますが、できることが増えてきました。 そんな子どもを見ていると、自分もまだまだ未熟だなと感じます。驚きが減っておもしろいこと興味があることが減ってきました。惰性で生きているような気にもなります。 それでも農場を経営していて新しいことはたくさんあります。そういった意味ではまだ感覚が刺激されているかもしれません。 … まだまだ世界は広いし、探求することはたくさんあります。ネタを拾って発見する生き方をしたいと心がけたいですね。

収穫も終わり一段落。

稲作は収穫を終えました。次の圃場の収穫は来月初めですが、少ししかありません。その次が11月中旬ごろのもち米。 種まきは再来週になるのでちょっと時間ができました。 この間に野菜と次作の予定を立てます。 精米するおコメは有難いことにほとんど販売できました。 多収品種は人並みには収穫できたと思っています。その代わり、値段がつきませんでした。 次回の課題です。 増収を目指すのか多品種を作付するのか。 今季は天候に恵まれたのか周りの圃場は倒伏が目立ったのですが、私の圃場は大きな問題とはなりませんでした。 単収の目標もできましたし、規模拡大の目標も大体できました。 今年になってやっと、先が見える状況になってきました。 今まで暗中模索だったのが、少し光明が出てきた気持ちです。 … 人がついてきてくれたおかげでだんだんと土を触る機会が減ってきました。 良いことなのかもしれませんが、農業じゃなくなってきている気がしています。 農業経営はしています。農作業は少ししかしていません。 1人ではできない規模になっていることは確かです。人を使わなければなりません。その中でどの部分でどれだけ自分が出せるのか。 新しいことを始めていかなくてはならない身分になってしまいました。

家族と人生と幸福

圃場では収穫やら植え付けやらいろいろ仕事があります。 私は現在のところ法人化する気はありません。する理由が未だないからです。 血のつながっていない家族経営を行なっています。 最近家族というものを気にしています。 結婚して子どもができたということもあるし、圃場では家族経営的なことをしています。 一方、両親は喧嘩していて家庭内別居らしいのです。いつも喧嘩しているから仕方ないのですが…。 … 家に帰って家内と子どもと寝るとき最近思い出すのが自分の小さかったころ家族で一緒に寝ていたことです。 布団を引いて相撲ごっこをしたりプロレスごっこをしたり。 どこで寝るのかで言い争ったり。 押入れで寝てみたり。 布団の向きを変えてみたり。 それが大きくなって自分の部屋で寝ることになり、一人暮らしをすることになり、新しい家族と一つのベッドで寝ています。 将来、自分の子どもも同じように育って巣立っていくのかと思うと寂しい気がします。 それを自分の両親は経験したのですが、喧嘩が絶えません。 傍から見ると老いて人生の終着点を見なければいけない年だと思います。体もだんだん不自由になってきます。 なのに、長年、人生のほとんどを一緒に生きてきた人と喧嘩ばかりするのはどうなのかと思ってしまいます。 終わり良ければすべて良し。ではないですが、幸せだったと思って逝くように工夫しなければなりません。 そこにどうやって持っていくか。子として考えているわけですが、なかなか見いだせていません。 どうしようもないから自分はそんな風にならないように。と解決策から逃げ出しています。 一方で、自分の家族を養っていくため、仕事もしています。 仕事をしていると雇っている人たちの生活まで考えなくてはなりません。 一緒にご飯を食べて一緒に仕事をやっていると家族みたいなものになってきます。 彼らには彼らの家族がいてそれを養うために仕事をしています。 だから私は彼らの家族も養っていかなくてはなりません。 100%は無理でも生活が不自由なくできるように考えています。 何のために仕事をしているのか。 いろいろ理由がありますが、家族を養って社会に貢献できるような持続的な事業を遂行することだと考えています。 それがきっと自分の幸せにつなが

やばい、台風が来そう

台風17号がフィリピンに接近しています。台湾直撃コースなのでフィリピンには大嵐が来ないかと思いますが、来週月曜日くらいから雨になるのかな。 雨降ってくれると収穫が大変なので台風前に収穫する予定です。 周りがほとんど倒伏しているので雨を待つことがとても不安なのであります。 この圃場は2.5ha。ここも肥料の試験をしているので何か違いがあれば良いのですが。 ここは昨年全然とれなかったところ。日本米もしてたし…。 前作の緑豆も大きくならなかったのです。 だから今作は収量の高い品種を栽培しました。美味しくないんだけれど。 手間をかけて有機肥料も入れてみました。 最初は大きく育たたなかったので、やばいなと感じていましたが、なんとか中盤くらいから盛り返してきてなんとかなりそうな予感がしています。 最後収穫が終わるまで何が起こるか分からないので期待はしないようにしています。 それでも周りがたくさん倒伏している中、この圃場はそんなに倒伏していません。それがちょっと自慢できるところ。 理由は何かわからないのですが。 この圃場で倒伏しているところは水が浸かるところと苗床で初期に成長が良かったところ。 きっと肥料と水の関係なのでしょう。 この圃場とその次の圃場(来週か再来週くらい収穫)が無事乗り切れば、2016年雨季はなんとか損せずに生き延びたことになります。

金持ちのエゴ

フィリピンにいると貧困ビジネスを展開している団体をたまに見ます。 貧困ビジネスというと聞こえが悪いし、彼らもそう思っていないと思います。 けれども、傍から見ているとそんな風に見えてしまいます。 田舎へ行ってホームステイというのか交流する旅行。 都会は大変だからと言って、伝統文化は大事だからと言って発展させたくない人たち。 有機農産物を食べたいから農薬も化学肥料もやるなという人たち。 だいたいはお金持ちのエゴなんだと思ってしまいます。 経済社会から離れたところで住んでいる人たちも携帯電話を使うし、テレビも見る。 きっとiphoneだって使ってみたいし、写真だって撮りたい。 いろんなところに旅行にもいきたいでしょう。 それは経済活動をしてお金を手に入れてそれと交換しなければなりません。 しかもそういったものは自然から得る生産物が非常に多くなければ得られないものです。 例えば、スマホ。例えば10,000ペソとしましょう。それを買うためには50ペソのコメなり野菜なりを200kg販売しなければなりません。 200kg販売してもコストを入れていないのでコストを入れると400-500kgもしくはそれ以上販売しなければなりません。 その収量を得るには面積を必要とするか、単収をあげなければなりません。もしくは50ペソでなく100ペソ200ペソで販売しなければなりません。 それを行なうためにはどうすれば良いのか。 化学肥料を使わないでどれだけの有機肥料を投入しなければならないのか。 それに対してのコストはどうなるのか。 農薬を使わないでもし、病虫害にあうとどうすれば良いのか。誰がそのリスクを負うのか。 大面積を機械を使わず、人力、畜力で行なうにはどうするか。時間と手間をかけています。それは労働賃が機械を使うより安いからです。それと働いている人たちの現金収入になるからです。日本のように高い人たちを雇っていると絶対に合いません。だから彼らは機械を使うのです。 … 有機農業を反対しているわけではありません。素晴らしいことだと思っています。 伝統文化を放棄していいとは全く思っていません。絶対に残さなければなりません。 ただ、それを遂行するのに本当にそこに住んでいる人たちのためになっているのか。そして、どこの誰が恩恵を受けてどこの誰が

2作目田植え

収穫前のイネの倒伏を心配している中、田植えをしています。 周りよりひと足早く進んでいるこの圃場。 収穫は12月予定です。 基本的に、雨季作乾季作と分かれていますが、まだ雨季作としてカウントできそうな季節です。 収穫前の圃場は雨がない方が良いのですがこっちの圃場は雨があると良いのです。 なのでどっちでもラッキーな気持ちになります。 … 季節は毎年来るものでいつも通りに来れば問題がないような気がします。仕方ないので。 しかし、雨が降らないといけない時に降らず、晴れないといけない時に雨が降ると困ることがあります。 フィリピンは今は雨季。 台風の通過が少ないので有難いのですが、乾季の渇水が心配です。 もしくは季節外れの台風が来るのかもしれません。それはそれで心配です。 … それでもイネを植えて生長を喜んで収量を予測して一喜一憂する日々を楽しんでいます。

ニラ、買ってくれる人

いないかな…。 週20キロくらい。

2 weeks more

周りの圃場は今年、よく倒れています。 私の圃場もそろそろ収穫なのですが、倒伏が増えてきています。 天候なのか、肥料なのか。いろいろ要因はありますが、いっぱい倒れています。 あと2週間、どうなることやら。 この時期になるともうできることが少なくなってきて天を拝むほか何もできることはありません。 その一方で、田植えもしています。 季節感がないのですが、それができちゃうのがフィリピンです。 今年は毎月田植えということでやりましたが、大体毎月収穫。 来年の1月と4-6月は収穫がなさそうです。 こんなことやって季節感がないようですが、なかなか季節というものがあって簡単にはいきません。 続けて作付するとちょっと問題のようです。 1つ3回連続稲作をしたのですが、一部生長がよくありません。 水田でもやっぱりたまには土を乾かさないといけないようです。 栽培計画はなかなか難しいのです。私は素人なので。 素人なりに損しなくなったのも働いている子らのおかげです。 経験から教えてくれるし、無茶な実験にも付き合ってくれるし。 フィリピンで仕事をしている人たちがいっぱいいますが、働かないとかサボるとかいう話が多いのですが、私のところは今、良い人たちが来てくれていて有難いです。 自慢していうと、外の世界は自分の写し鏡だとよく言われるのですが、その通りですね(笑)。 フィリピンにいてよく感じることは、自分の思い行ないというものが外から直接に返ってくるということです。 情けは人の為ならずということですね。良くも悪くも。 日本にいた時はそんなことを感じなかったのですが、ここにいるとよく感じます。 フィリピンの方が素直な社会なのかもしれません。

企業の農業への参入と撤退

農業が脚光を浴びていろいろな企業が農業参入しています。 最初のうちは、この会社が農業参入かぁ。すごいなぁ。 というような気持だったのですが、今は、参入くらいでは気にしなくなりました。 どれだけ続けてやっている企業があるのか。 そんなニュースはほとんど出ていません。 企業にしたって若者の農業参入も同じです。ずっと続けているところが何%くらいあるのか。 私もまだ4年目で新規参入の部類で問題山積みですが、まだ続けています。 この記事を読み、勉強させてもらいました。 またも企業が撤退「農家にはかないません」:日経ビジネスオンライン : この記事から思うところ。 1. 「こんな炎天下でよくやるなあ」。 農家はやっぱり仕事をしている。ということ。しかも思っている以上に。特に肉体労働。 晴耕雨読というようなのんびりした日々を毎日過ごしてはいません。 2. 「何が起きているのかわからなかった」。 確かにそうです。私もよくわかりませんでした。最近になってやっと分かり始めてどうすれば良いのか少し見当がつくようになってきました。 3. 「たった1年の経験で乗り切れるほど甘くはないのだ」 農家は毎年一年生と私の先生が言っていました。その通りです。 4. 「既存の仕入れ先がある」 新規参入すると他の生産者からマーケットを奪わなくてはなりません。そのための品質と価格、継続性があるのかどうか。 5. 「自分がワーカーのままでは会社が発展しない」 当たり前ですが、きちんとした農家は誰もが経理管理をしていますし、営業もしていると思います。生産だけが仕事なのは農協に入っている一部の農家くらいです。 6. 「野菜のサイズなどの規格に対して厳しかった」 特に日本では新規参入の壁が高いのはこの厳しい品質規格だと思います。 それを生産するにはやはり高度な技術が必要です。 7. 「…ジャガイモは10アール当たりの収量が2トンを切っていた。これに対し、周囲の農家は3~4トンは当たり前で…」 農家が普通にできていることが新規参入の人にはできないのです。 私も収量がなかなか周りに届きませんでした。ようやく周りと同じくらいになってきたくらいです。 8.「農業を始めたばかりの相手にいい条件の畑をすんなり貸してくれる農家はそういない。」

自転車の修理

とうとう私の愛車もガタが来ています。 今日は後輪のスポークとギア、車軸を交換しました。 わずか4年ですが日本ではありえないところをどんどん交換しています。 高校3年間乗った自転車はそんなにも壊れなかったと記憶しています。 車軸が曲がっていました。 ギアの中にあるワッシャーみたいなものが壊れていました。 スポークは数本折れそうなものがありました。 修理ですが、元通りにはいきません。 まず、同じようなギアが在庫になかったので変速ギアではなくシングルギアになりました。 それに合った車軸に交換しました。 もともと、ブレーキも変速もなくなっていたので問題ありません。 スポークは同じサイズが売っていませんでした。 修理屋さんにあった古いスポークを取り替えていきました。 残念ながら3本足りませんでした。 店で売っているスポークは少し短いもののみ。 どうしましょう。 修理屋さんはすごかった。 その短いスポークをハンマーで延ばしていきました。 そんな大雑把なことをするにもかかわらず、きちんとスポークの微調整をして車輪がぶれないようにしていました。 この修理で2時間くらい費やしました。 どれだけ払わないといけないのかなと戦々恐々としていました。 高かったら中古の車輪を交換すれば良かっただけになるからです。 支払い金額。 100ペソ。 え、そんなものなのですか。 パンクの修理は30ペソなのに。 今回の修理は結構技術を要している気がするのですが…。 まぁ、いいや。 そんなこんなで私の愛車は復活しました。 ちょっとスポークが恐いけれど…。

1st Batch Harvest (Rice)

朝、雨が降っていたので延期かなと思いきや。晴れてきたので収穫をしました。 収穫機を使っての収穫ですが、写真は肥料の試験の収穫です。 雨季の収穫はずっとお天気とのにらめっこなのですが、今回もお天気に恵まれて何とか収穫までたどり着きました。 その後は乾燥させなければならないので数日の晴れ間を探さなくてはなりません。 以前の手刈りの場合、5日くらい晴れが続かなければ精米まで不安なのでしたが、収穫機の導入で3日晴れ間を見れば良いようになりました。 その代わり、いっぺんに収穫なので青米の混入が増えました。 人が収穫するときは雑草や青米など区別してくれますが、機械ではそのようにいきません。 それだけ雑草や生育の差を見ていかなくてはならないようになっています。 ほかの農家たちは収穫してモミを売っておしまいなのですが、私はあと2日くらい乾燥させて収穫の喜びに浸れることになります。

穂発芽

ここ2週間ずっと雨です。長い間晴れ間を見ていません。 やっと雨が降り始めたと思ったら止んでくれません。 周りの農家はイネが育ってうれしいのですが、私は収穫前の圃場があるため心配でなりません。 まだ台風が来ないだけ運が良いのですが。 日本米が生えていたので大切にしていました。 今回の長雨で穂にある時に根が出て芽が出てきました。 穂発芽というのだと思うのですが、初めて見ました。 これは遊びなので珍しいものを見たという感じですが、収穫前のイネが心配でなりません。 周りに聞いてもそんなことならないから大丈夫というのですが…。 フィリピン米は長雨でも大丈夫なように品種改良されているのかもしれません。 あと2週間。雨と心配が止まない日々になりそうです。 晴れ間が来れば登熟が早く感じるのかもしれません。

もち米の田植え

数日前の写真ですが。 夕焼け時分に苗に水滴がついていてきれいだったので。 この苗は今、田植えの時期を迎えています。 今季3回目の田植えです。 このもち米は長粒種ではなく粒の大きい短粒種のような形をしています。 普通のもち米より粘りが強いので餅にできます。 このもち米は11月末ごろ収穫予定です。 家ではこのもち米をお正月用にお餅にする予定です。 … 今年はまだ台風が非常に少ないです。 これからどうなるか。 台風連発ということになるのか。季節外れの台風が来るのか。 ただ、いつもとは違う位置で台風が発生しています。

コメ離れということですが…

食料自給率、6年連続39%=コメ離れ止まらず-15年度:時事ドットコム : 日本人が食べるコメの量が減ってきているのでカロリーベースでの食料自給率が下がっているという記事です。 記事内では日本人が1人当たりの年間コメ消費量は54.6kgだそうです。 私が小さいときは60kgだと言われていました。 そんなに食べない老人が増えて若い人たちがご飯を食べないし、炭水化物ダイエットなるものが流行っていると減るのは至極当然です。 それに、日本米は腹持ちが良いのでそんなに食べられません。 フィリピン米は腹持ちが良くないのでいっぱい食べられます。それでも胃はもたれません。 こっちで食べている量を日本米で食べると私は胃の調子が悪くなります。 そう考えるとフィリピン米の方が体に優しいという言い方ができると思います。 そういったことからフィリピン米は健康食だと思います。 … コメの消費量を日本とフィリピンとで比較すると 1.コメの種類が違う。今の日本米はそんなにたくさん食べられない。 2.コメをたくさん消費する年代の層の比率が違う。国の胃の大きさが違う。 3.労働の種類が大きく違う。体力仕事が日本では少ない。 4.食の多様さが違う。 と考えられます。 2,3,4を考えるとこれからのフィリピン社会が突入していく社会だと思っています。 そうなると日本のようにコメの価格が物価に対して相対的に下がってきます。 フィリピンでコメで食べていくには規模拡大と生産性の向上を進めていかなくてはいけません。

1month more

最後の肥料もやリました。そろそろ出穂してくるはずです。 今のところ雑草はあるもののけっこう株も大きく良い気がします。 ただ大きすぎるので台風が心配でもあります。 最近、雨季なのに雨も少ないのです。 しかも今年はまだ台風は1つ。 これから連続して台風が来るのかどうか。 なかなかまとまった雲が来ないようです。 それでもあと一ヶ月ちょいでこの圃場は収穫できそうです。 … 苗の準備がそろそろ始まりそうです。

Harvesting

ちょっと早いのですが、イネの収穫をしました。1ha。 来週くらいだと最高だったのですが、雨がいつ降るかわからない、スズメの大群がやってきたこと、で収穫を決行しました。 昨日が雨季にも珍しく雨がなく、今日も晴れていて最高の収穫日和です。 ひいき目に見ての推測ですが、やっと周りの人たち並みに収穫できそうです。 … ちなみに隣の圃場は来月末に収穫する予定です。

10days more?

あともう少ししたら収穫できそうな感じがします。 この圃場は3期作と言われる期間に作付しています。それもなんとか収穫できそうになりました。 まだ収穫していないので最後まで気が抜けませんが…。 何が起こるか分からないのがフィリピンです。農業は世界中同じかもしれません。 あと2週間、台風が来ないことを祈っています。 … 隣にはこの次作付するモチ米の苗床があります。

全部同じ日に撮った写真

この圃場はあと1か月くらいしたら収穫します。今までの作付の中で一番きれいような気がします。まだ収穫が終わるまで何とも言えませんが。 その隣の圃場は生育中です。虫や病気が少しあるので心配ですが、まだ若いので大丈夫だと思います。 田植えの圃場もあります。ここはここの地域の人たちが使っている品種を植えます。収量が高い品種ですがおいしくない品種です。 自分でどれくらい収量がとれるのか試してみたくなったので作付します。 … 今年は毎月田植えを挑戦します。 日本では絶対にできない作付計画。 人手がないから大きくいっぺんに作付できないというダメな理由がありますが、これが上手くいくと毎月新米が食べられるようになるかもしれません。 苗栽培の練習をしたかったので毎月練習できます。 あと、台風が来ても全部だめになるということがありません。きっと…。 … 今年の課題としてしています。 この次は年末に向けてもち米を栽培します。 ひょっとしたら早い圃場は3期作できるかもしれません。 … 上手くいきますように。

井戸掘り

昨年、灌水が行かなかった高いところに井戸を設置しました。 フィリピンの井戸掘りは人力です。 この地域は低地なのでそんなにも掘らなくてもいいのです。 エンジンで水圧を使って穴を掘っていきます。 パイプをつなげてどんどん下の方へ行きます。 石が出てきたり砂が出てきたり、進みやすい部分いろいろあります。 この掘った穴に塩ビパイプを入れていきます。 今回は約10m分入れました。 でも掘ったのはたぶん20mくらい。 それでも大丈夫なんだそうです。 一応彼らは井戸掘り職人。 数時間で終わる仕事。 傍から見ていると簡単そうに見えるのですが…。

案山子が立った

今年の雨季は毎月田植えを行なう予定です。 この苗場は2番目の圃場のための苗です。 ここは昨年もスズメが多かった圃場です。 昨年は周りと外れて作付をしたのでスズメが来たのだと思っていました。 なので、今回は周りと合わせています。 近くに苗場がいくつかあります。 けれども、ここだけスズメが多い…。 なぜなのか…。 … フィリピンにも案山子はいました。 少し眺めていましたが、スズメは減っているようです。 今月末には田植えを行ないます。 このバッチは収量の高い品種。 周りと比べてどれだけとれるのか。挑戦です。

木の実

この地域に居て3年経ったが初めてこの実を食した。 ブドウみたいな房である。 一粒一粒の中には大きな種子がある。固いが食べられる。 熟していると甘く、甘酸っぱい味である。 圃場の近くの子が木に登って採ってくれた。 この実の名前はまだ知らない。

あ、エンドロールに私の名前がある

昨年、縁あって映画の撮影のお手伝いをしました。 したといっても、1日だけですが…。 その映画を先日、拝見することができました。 クロスロード 青年海外協力隊員を描いた映画なのですが、想うところがたくさんあったのでご紹介。 協力隊員の思いや葛藤が描かれています。 私はボランティアではないのですが、農業技術支援の事業で現地駐在をしていました。 現地の人の目線と同じになって仕事をしたいし、 ボランティアは何のためなのか悩むし、 周りの人たちの生活をずっと見られるわけでもない。 この作品を作った方も青年海外協力隊の経験があり、その経験がこの作品に生かされているらしいのだが、同じような思いをしている人たちがたくさんいて今更ながらに私の悩みも皆同じなのかとちょっと安心した。 海外でボランティアしたい方は是非観たほうが良いし、それに対して疑問を持って自分でどう進んでいくか考える良い映画だと思う。 私は経験した後に見たので共感できるが、もし、駐在前にこの映画を見たらどう思うか。 受け入れたのかな。拒否したのかな。 … 経験を得てそれをどう捉え、どう未来に使うか人それぞれなのでどうということではないが、私はフィリピンでの駐在で思ったことをどうすべきか自分で考えた結果、フィリピンで仕事をすることにした。 クロスロード [DVD]

イネの栽培法

日本での稲作はへの字栽培が収量が高くなって良いとか本に出ています。 最初肥料を控えて途中から大きくさせる栽培方法です。 フィリピンでは最初に肥料を効かせて大きくします。 なぜかと言うと雑草より早く稲を大きくしたいからです。 ある程度大きくなって水田が稲で隠れると雑草もあまり生えてきません。 田植えも株間を20㎝かそれ以下と狭いのです。 それも雑草対策の一つかもしれません。 実際は株間が広いほうが稲が大きく育って良いのです。 やはり、稲作において雑草は一番問題となります。 農薬も撒きますが、保険程度です。撒かなくてもいいような気もします。 特にフィリピンの品種は病虫害に強い気がします。 雑草はどうしようもありません。すぐに大きくなってしまいます。 だから、先に肥料を効かせて大きくしたいのです。 水管理も重要なのですが、水田が平らでないのでなかなか難しいのです。 そうかんがえると、日本の水田は雑草の種子が少なく、しかも平らで水管理が比較的簡単だと思います。 それだけ長い時間をかけて圃場をきれいにしてきました。 … フィリピンでしか農業経営をしたことはありませんが、日本の農業は基盤整備されたうえでの農業だとみています。 圃場にしても技術にしても先人からの積み重ねと引継ぎがあるからこそあれだけ整った環境で農業ができるのだと思います。 それを維持して未来に引き継がなくてはなりませんし、向上もしなければいけません。 フィリピンでも良くなるように頑張らないといけません。

雨季作田植

フィリピンに雨季が到来しました。 天気図を見るとなんだかモンスーンのようです。 じめっとした曇りがちの毎日です。 今年も始まりました。 雨季の田植えで一年が始まるような気がします。 今年もいっぱいいろんなことが起こるのでしょう。 毎度のことながら田植えから突っ込みどころ満載です。 毎年、同じことを言うのですが、みんな思い思いに田植えをしてくれます。 方向がいっしょでなかったり真ん中から植えたり斜めに向かって植えたり。 きれいに植えてね。と毎度言います。まっすぐ植えてね。毎度言います。 毎度分からないのは途中から少し植えていなくなることです。 それだったら今することでもないのではないかと。 そうする理由が全く分からないのです。 そんなこと考えてるとどうしようもなくなってきます。 今年は広めに植えることには了解したらしく、皆してくれているのです。 それだけで進歩です。来年、また同じこと言わなくてはならないのですが。 けれども、手植えなのですが、速いのです。 私は遅いし、腰が痛くなるので全然できません。応援が仕事になってきました。 2日くらいで2haくらい田植えしてくれます。 今年は毎月田植えをする予定です。

1年のスタート

まだ昨季の稲が終わっていませんが、今雨季の作付のための種まきを始めました。 少し前に1年が終わりそうです。と思ったのにもう一年のスタートです。 一年中寒くならないのでずっと作付できるメリットがありますが、休みにならないデメリットもあります。 また、いつでも作付できるから明日でも大丈夫という気持ちにもなります。 日本だと作付が遅れると収穫期に寒くなれば収量できない可能性があります。 それが性格の違いになって表れていると思います。 今年は月一作付に挑戦してみます。 毎月新米が食べられるようにがんばります。

フィリピンでは地べたに座るといけないらしい

夏真っただ中のフィリピン。 めちゃくちゃ暑いです。 日差しは強く、気温が非常に高いのです。 近くと都市ではフィリピン観測史上、最高気温を記録したそうですが、何度か知りません。 フィリピンのテレビでは気温よりもHeat Indexというものを用いて暑さを表現しています。 なんだか、日本で言う不快指数みたいなものらしいのですが、それが50何度と言うと、皆、50何度もあったのよ。と言うのです。私は気温を基本として考えているので、そんなこと言われるとびっくりします。 きっとHeat Indexのことなのでしょう。 … 圃場で仕事をしているときに地べたに座っていました。 皆、新聞紙や、袋、なんでも敷いてその上に座ります。 敷くものの方がズボンよりきれいなのに何でなのか。疑問でした。 それだけフィリピン人はきれい好きなのかと思っていました。 私は地べたに座っていました。いつも新聞紙なり、敷くものを渡してくれるのです。 ある時、何でなのかという話になりました。 皆が言うには、 地面が暑い。 地べたに座ると、その熱気がケツの穴を通って体の中まで達する。 そのため、おなかが痛くなる。 というのです。 不思議な話です。 熱気でおなかが痛くなるのか疑問ですが、そんな話らしいのです。 ちょうどその時、私は腹痛でした。 まさか、事実かもしれないと信じてしまいました。 … 熱気は別としても、地べたに座ると菌なども含めて危険な気もしてきました。

緑豆の収穫

この地域では稲作を2回してその後、緑豆を作付する農家が多いのです。 というのも、3作目も稲作は可能なのですが、灌水のコストが高くなり、合わな いというのが理由の一つです。 今年は3作目の稲作をしているところがちらほら見えます。 昨年12月に台風が来たので、地下水がまだあると推測したのかもしれません。 私も、試験で3作目を行なっています。 問題点として 灌水の問題。それによる雑草 イネの高温による生長遅延と高温による生育期間の短縮。 それによる収量低下。 を予測しています。 … 緑豆の収穫を行いました。 中国やオーストラリアでも生産されているらしいのですが、もやしの原料になっ たりもします。 フィリピンでは完全に手作業。 この圃場は2haありますが、手摘みで収穫します。 通常、収穫は2-3回行われます。 収穫後、乾燥させて種子がはじけるようにします。 そして、棒でたたいて乾いた鞘から種子を取り出します。 その後、風を使って鞘の破片やごみなどを取り除いていきます。 この地域ではまだ機械は導入されていません。 収穫は、数回行うので収穫機は使えなさそうです。 その後の脱穀等、何かあるのではないかと考えています。 イネでも脱穀機があるのに、どうして緑豆にはないのか。 きっと他地域ではあるはずなのですが、どうしてこの地域にはまだないのか。 等と思いながら、彼らの作業を眺めています。 風物詩と言えばそうなのですが。 合理化というものが風物詩を減らしているのかとも感じました。

今季最後の圃場

乾季の最後の圃場の収穫を終えました。 今年もなんとか終わりそうです。 この圃場は急きょ、借りて作付を行いました。 というのも試したかった品種があったからです。 毎作、作付をしている品種は冷めても柔らかい品種で美味しいのですが、試験的に作付したこの品種は香りが良いということで高値で取引されている品種です。収量は低いのですが、どんな食味か知りたくて栽培しました。 モミの段階で良い香りがします。 食感も含めてどんな味なのか楽しみです。 このままの方が良いのか、今までの品種と混ぜたら良いのか、試してみます。

人生いろいろ

最近に人の生と死について何回か話題になったので思うところを残す。 私の祖父は脳こうそくになったが一命をとりとめ、寝たきりになって数年後に 逝った。 寝たきりの時の祖父の目が頭に残る。 元気がなく、うつろなのである。 それでも意識がはっきりしているときは目が生き返る。 昨年、赤ちゃんが生まれた。 生まれたては赤ちゃんも意識がある時とない時がある。 それがだんだん生長して意識が芽生えてくるが、それまでは目がうつろな時がある。 まるで寝たきりの祖父の意識がうつろな状態の目と似ていた。 … 人生で60歳の時に還暦を迎える。 干支の十二支12年と十干10年とがちょうど最小公倍数で60になるからだ。 まるで、赤ちゃんが生長して、ある時下山が始まり、老いるとともに子どもに 還っていくように思う。 脳は25歳を境に衰えていくらしい。 仕事だと40台が脂がのってくる一番働ける時期だと聞いたこともある。 どっちにしても山みたいなものでどんどん力強く登っていく時期とゆっくり下っ ていく時期があるようだ。 … 私の祖父は一命をとりとめて寝たきりだが数年生きた。 私のお世話になったある人は心筋梗塞で突然亡くなった。 人生の終わり方はいろいろある。 私の祖父は寝たきりで生きたことによって私の親を含めた子たちがまとまるよう になった。 祖父があの時逝かなかったのはまだ役目があったからなのかもしれない。 理由は後からついてくることが多いが、それで納得できれば良いと思う。 それでも、思うことは寝たきりで生きるよりポックリ逝く方が良いのではないか ということである。 残された方の考え方ひとつだが、残された方の苦労を考えると私はポックリ逝き たい。でもまだ死ねない。 … 日本の社会福祉の破たんや経済成長鈍化の理由の一つに医療の発展があると思う。 長生きできる。 フィリピンでは全くの逆なのである。 医療が高価なので受けられない人たちがたくさんいる。特に命にかかわる医療は 高額だ。 だから、血管が詰まっても生き延びられる人は梗塞の重度によっても違うが日本 より少ない。 日本よりポックリ逝く度が高いのである。 逆に日本は死ねなくてポックリ寺があるという。 日本人は健康に気を使って食生

企業と国家

運営の仕方が似ていると思いました。 国家。 国民から税金を徴収してそれを財源に公共事業、社会福祉に使ったり、政治家の給料になる。大雑把に言えば。 企業。 社員が働いてその収入を持って社員の給料や拡大のための投資など行い、役員、株主に報酬を支払う。大雑把に言えば。 … そんな認識だといっしょなのだと思いました。 そこから想像すること。 … ブラック企業 wikipedia 新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す。 … いろいろ説明があります。 その中での特徴の部分。 特徴 経営者・上層部に起因する問題  責任感の欠如  末端従業員の犠牲と大量消費を前提とした経営  周辺人物や交友関係が原因の労働環境の悪化  会社の宗教化 組織の欠陥  組織の硬直化  問題行為の横行、上層部の自己保身が容易  従業員への過重な負担  従業員の対抗への封じ込め 給与・待遇の問題  激務で長時間労働・過重な責任  人事考課制度や給与システムの恣意的な運用  薄給の上に経費が自腹。  ノルマ未達成の苛烈なペナルティ  心身の健康を害するほどの身体的・精神的ストレス  スキルアップとキャリアアップは皆無  資格取得のノルマ化  忌引制度の有名無実化 退職  常識的な円満退職は期待できない 特に上層部に起因する問題の中で、今の日本に当てはまる部分があると思うのです。 とすると、今の日本はブラック国家と言われる可能性もあります。 ブラック企業の場合、離職すると逃れられます。 ブラック国家の場合、移住すると逃れられます。 その組織の中でダメだと思ったら離れることも1つの対策だと思います。 … 大きな企業だと、役員報酬が大きいんですね。生産ではない目に見えない大きな仕事をしていて、それの報酬を得ているのですね。そうじゃなきゃ、多くの社員が働いた収入を仕事もせずに奪っていると言われちゃいます。 立派な企業ですと福利厚生がしっかりしています。 きっと国家でも同じです。 立派な国家はしっかりした福利厚生があるはずです。 … そんなこと言っても良くならないのですが。 どうすれば良くできるのか。

日本って遊びに行くには素晴らしい国です

日本という国が世界の中で相対的に小さくなってきています。 私が、フィリピンに来たときは日本へ行くことが現実的でなくて、仕事で行くか 研修で行くかでした。 大富豪は行っていましたが。 最近は普通の会話でいずれ日本に遊びに行く。と言ったような話が出てきています。 旅行で行くのに敷居が低くなってきましたし、フィリピンの好景気で先が明るく なっているからなのかもしれません。 日本へ行くこと自体はLCCの普及でそんなに高価でもなくなってきているからと いう理由もあると思います。 フィリピンでたった5-10年でこんなに発展して変わってきていることと、日本が 目に見えて発展していないということで差が縮まってきていること を実感して いる人たちは少ないかと思います。 東南アジアで下から勘定した方が早い国ですらそうなのですからほかの東南アジ ア諸国はもっと発展しているのでしょう。 今後どうなるのか。この発展が長く続くものなのか私は疑問ですが、日本が立ち 止まっている間に世界はどんどん変わってきています。 日本の中で愚痴愚痴言っているようなら世界で生きやすい国を探すのも一つだと 思います。 もしくは日本を良くするような仕事をしなければいけないと思います。 … 社会保障も保険、何から何まで準備されていて生きていくことに安心な国です。 それでもいろいろ問題があります。それを解決して遊びに行っても住んでも素晴 らしい国にしていきたいですね。

ずっとそうであれば良いのに。フィリピンのGMO (遺伝子操作作物)禁止、アジアに衝撃 | InvestAsian

フィリピンのGMO (遺伝子操作作物)禁止、アジアに衝撃 | InvestAsian : フィリピンでGMO禁止になったそうです。 私はGMO嫌いなので、良いことだと思っています。 フィリピンでは、いつだかニュースになったゴールデンライスの試験。 ナスのGMO。 トウモロコシのGMO。 等ありますが、それらはもうストップするのでしょうか。 私の地域の周りでも飼料用でトウモロコシを生産しています。 ちらっとBT-Cornだと聞きました。 来年、どうするのかな。 フィリピンのトウモロコシ農家の中で否定的な意見を持つ農家もいるようです。 どれくらいの割合かは知りませんが。 … ルールがあってないようなフィリピン。 すぐに変わってしまう政治。 そんなフィリピンで、良いルールはずっと残るようにしてほしいです。

社会というものを考えてみた

仕事とは何なのか。 生きていくことはどういうことなのか。 一人では生きていけないということは周知の事実。 だから社会があって、皆で助け合って生きていくのだと思います。 今の日本はその点から見るとおかしいのではないかと思います。 働かなくても生きていけて 年金、税金、払わない方が良いような世論。 政治に関しては信用していなく、 我儘に生きているような気がします。 経済活動という名のもとにお金が中心にすべてが回っている気がします。 お金を稼ぐために仕事をしています。 未来を作るために仕事をしている人たちはどれくらいいるのでしょうか? どうやって楽してお金を稼ぐか考えている人たちがいます。 社会として良いのかどうか疑問です。 … 私は自給自足をしたかったのです。 けれども、それは社会としてみると果たして良いことなのか。 助け合って生きていくことが前提ならばちょっとおかしいのかもしれません。 どれくらいの人たちを幸せにできるか。 それが仕事の大きさだと思います。 働いている人が家族を養える。ということのほかに、その仕事で創り上げたものをどれだけの人が享受して幸せになれるのか。 … 私はフィリピンで農業をしています。稲作をしています。 まだまだ小さいのですが、少しの人を支えています。 少しの方々の胃袋を支えています。 普通より少しおいしいものを販売しているので喜んでもらえているとは思います。 それでも、すべて私がお客さんに直接お渡ししているわけではありません。 知人が販売してくれたり、宣伝してくれたり、激励をくれたり。 レストランを通して食してもらっていますし、いろんな人たちに運んでもらっています。 たくさんの方々の支援をいただいて農業をしています。 そう考えると、お金というのはその仕事を数字として表したものなのかもしれません。それが社会の貢献度につながっているのかもしれません。 お金にはいろいろな顔があって、そういった分かりやすい面もありますが、現在の世界のような投資、投機で生む、虚の数字だけのお金もあります。 私は難しいことはわかりません。 けれどもそういった数字だけのお金というのは信用できません。 やはり、生産して仕事をしてそれの見返りとしてお金が回るということが基本だと考

カラバオでマルチ張り

カラバオってけっこう歩く足跡の幅が狭いということが判明しました。 肩が広いように見るけどけっこう細いところを歩けます。 カラバオというのはフィリピンにいる水牛です。 角が大きくてかっこいいのです。 主に役畜として田んぼや畑で働いてくれます。 雑草予防にマルチを張りました。 今までは人力で手間をかけていましたが、今回、カラバオに働いてもらいました。 マルチとマルチの間は狭いのでカラバオの足跡でマルチに穴が空いちゃうんじゃ ないかと不安でした。 カラバオの主は大丈夫だと言うのです。 少し穴が開いても良いかなと思い、この度カラバオにマルチを張ってもらいました。 なかなかきれいにしてくれるのです。 しかも速い。 カラバオはなかなか良い仕事をしてくれます。 どんどんカラバオの仕事が機械にとられてしまっていますが、小さな面積だとま だまだ大活躍できそうです。

ヒマワリ

フィリピンってあんまり大きな花がないように思います。 ブーゲンビリアや野草のちいさな花はよく見かけます。 大きい花ってなかなか見ないです。 ここらだとオクラの花が大きい部類ですね。 花って食べられるものではないけれどあると豊かな気持ちになります。 … 遊びでするのが一番楽しいものなのかもしれません。 … この種を取って将来、ヒマワリ畑を作りたいと思っています。

ツバメが舞っています。

昨日今日と曇りだったり風が強かったりと変な天気です。 今、畑をツバメが舞っています。 虫がそこにいるのでしょうが、低空飛行しています。 … 日本なら雨が降る合図だと言われています。 きっとフィリピンでも同じでしょう。 湿度が高いと虫が高く飛べないからそれを食べるツバメが低空飛行するようです。 … 今、ツバメが虫を食べてくれています。 … 水田に農薬散布する時があります。 やはり散布後にツバメが低空飛行しています。 殺虫剤で虫が死ぬのか、臭いで逃げてツバメに食べられるのか。 … あぁ、近くで雨が降っている。

辛いことの中に嬉しさ

ものごとが順調に進んでいるときにはいつも以上に注意深く歩かないといけません。 何回も落とし穴にはまりました。 逆にものごとが停滞しているときは少しでもいいから動くように仕込まなければなりません。 大きな石みたいなもので動かす始めは大きな力が必要ですが、一度動くとなかなかすんなりいきます。 … ニラがやっと動いてきました。 約2年。 やっとこさです。

まだまだ最下級兵士です

フィリピンの田舎の方、特に稲作地帯ではいまだにおコメを通貨代わりとして 使っています。 労働者への支払い、農業機械委託代金など。ボーナス代わりにおコメを渡す企業 もあるそうです。 まるで江戸時代のようです。 … そこで私はなん石の主なのか考えました。 … そもそも石とはどれくらいなのか。 日本特有の尺貫法です。 wikipedia - 石 (単位)  より 1石は下位単位では10斗にあたり、同じく100升、1,000合に相当する。日本で は、1食に米1合、1日3合がおおむね成人一人の消費量とさ れているので、1石は 成人1人が1年間に消費する量にほぼ等しいと見なされ、示準として換算されてき た(1000合/1日3合で333日分)。面 積を表す日本の単位である反は、元は米1石 の収穫が上げられる田の面積として定義されたものであった。 10合=1升 10升=1斗 10斗=1石 1合は wikipedia - 合  より 精米の状態により異なる。また水分含有量によっても変化する。古米は水分が少 ないので、新米より軽い。 籾1合(約110g)→精製→生玄米0.5合(約78g)+ 籾殻0.5合(約32g) 生玄米1合(約156g)→精製→生白米5/6合(約125g)+ 糠1/6合(約31g)(湿潤時 の場合) 生白米1合(約150g) 炊飯すると、体積・重量とも約2.2倍に増加する。約150gの白米1合を炊飯する と、約330gになる。  以上は実測値だが、一方で計量法では米1俵 = 60kgであり、また2俵半(150kg)で 1石 = 1000合 と決められている。割り算して1合 = 150g となる。キロに換算 すれば、1kgの米は、6.6合強である。 1合=白米150g そこから計算すると 10合=1升=1.5kg 10升=1斗=15kg 10斗=1石=150kg となります。 … 私は昨年、2作で約400袋の生籾を収穫しました。 少ないのですが、これを基準に考えます。 日本は1作なのにフィリピンでは2作で考えられます。ラッキーですね。 400袋というのは白米にして約1トン。 約7石という計算になりました。 まだまだ最下級兵士です。

異常が日常になってきています。

日本気象協会発表 土日は春の嵐に警戒(日直予報士) - 日本気象協会 tenki.jp : 毎年、異常気象だったらもう異常じゃないんじゃいかと思っています。 こうなるよと言われてそれのリアクションなので特に素晴らしい意見ではないのですが。 数年前から異常気象がよく起こっているようなニュースが続いています。 皆の関心ごとなのかもしれません。 感じることは今までは穏やかな気象変化だったのが、最近、たぶんこれからの傾向として極端な気象変化なのではないかと考えています。 ゲリラ豪雨みたいな事や、突然の真冬日、突然の夏日など起こるような気がします。 まるで山の天気ですね。 農業していると予測できない大きな変化は困ります。 穏やかな変化だとなんとか対応できるのですが。 気温に関していえば、フィリピンは大きな差がないので問題ないのです。 ただ、乾季に雨が降ったり台風が来たり、雨季に干ばつだと困ってしまいます。 どうするか。 お天気の神さまは気まぐれなので柱をいくつか立ててぼちぼちやっていかないといけないです。

ふと夫婦別姓について考えてみた。

日本では夫婦別姓に関して議論がなされているようですね。 私は何の知識もなくきちんとした意見を言える立場ではありませんが、少し思ったこと。 そんなに重要なことなのかどうか。 私は全く気にしないので苗字が変わることのストレスが全く分かりません。 外国の名字になれと言われれば違和感があったのでそういうことなのでしょうか。 フィリピンでは、結婚すると奥さんは旦那さんの名字に基本的になります。 そして、ミドルネームが奥さんの旧姓になります。 そこから考えるに、苗字があるとどの一族かすぐ分かるようになります。 苗字、もしくはミドルネームを聞くと誰が親戚なのか分かりやすくなります。 昔、フィリピンでは今も、家族で助け合って生きていく文化です。 親戚がわかっている方が助け合えるからだと思います。 … 最近は小さなことから大きなことまでなになに権や何とかの自由、平等とかフランス革命みたいなことになっている気がします。 大事なことだけれど、それが行き過ぎると生きていくのに足かせになるような気がします。 あんまし気にしなく生きていくことが大事だと思う今日この頃。

乾季作収穫

乾季作の収穫をほとんど終えました。 ジャポニカ米とおいしい現地米は販売します。 圃場には生育中の試験栽培区が少し残っています。 品種と時期の試験を行なっています。 現在、使っている現地米の品種は柔らかいおいしい品種です。 この品種は一般市場ではほかの品種と混ぜられて安く販売されています。 それを直接販売という形で100%この品種という風にして販売しています。 それとは別に香りがある品種を試験的に栽培しています。 まだ、食べたことがないのでこれから続けていくか未定ですが、良いようなら現 在の品種とブレンド米という形でよりおいしいおコメを販売できるよう にして いこうと考えています。 収穫は慣れてきたし、機械刈りということもあるのですが、それでも特別な行事 ごとのようです。 フィリピンでは通常、年2回収穫できますが、やはり野菜と違って2回しか収穫で きないのです。 素人だった私がなんとかなるまでの期間は日本よりも短いはずです。 今季も勉強するところはたくさんありました。早く次を作付したいのですが、次 期を待たなければなりません。 次期作までちょっと時間があるので準備をしていきます。 … 今日も大地を耕しています。 ↓↓同じ世界、仕事に生きている方々↓↓

今の若い日本人は大変なのですかね。

“武器持たすな、希望持たせろ!” 安保法反対で高校生ら200人デモ – 京都民報Web : デモをして意見を出すことは良いと思います。 良いことしてるけど突っ込みたい気持ちがいっぱいです。 「高・校・生・なめんな!」 →なめられているのですか? 18歳で選挙に行こうぜ! →言わなくても行ったほうが良いです。 武器は持たすな希望を持たせろ →希望って自分で持つものだと思っていました。夢もあきらめずに自分で実現するものだと思っていました。 奨学金うんぬん →確かに奨学金は良い制度だけれど残念な今の制度です。 奨学金でなくても本当に大学行きたいなら行くことできると思います。 出資者募ったり。 … 私は大変な苦労はせずに育ってきました。 親のおかげです。 それを今、自分の子どもにしなければなりません。 日本が嫌なら外があります。 大学行きたいならそれのためのいろいろな方法があります。 全部国が悪い、安倍が悪いというのはおかしなことです。 国民全員の要望に答えられる人は誰もいません。 だから国として一番良い方法をとるのがトップです。 それは時代によって優先すべき事項は違いますし、その時代に受け入れられないことが国の進むべき道となるかもしれません。 私は首相と話したことないし、何考えているか分かりませんが、普通の人なら国をどう良く先へ進めていくか毎秒考えているとは思います。 … だめだだめだばっかりで、どうしたらできるのかということが大事だと思います。

エコだエコだというけれど

日本ではエコだのごみを減らすだの言われていました。 今はどうなのでしょうか? 流行りが去ったからもう言われていないのかもしれません。 分別や再利用、いろいろなことが言われていました。 結局、続かないわけです。流行りの趣味なので。 分別して再利用すると余計にエネルギーがかかるわけです。特にアルミなんか。 新しく作った方がエネルギーは節約できるそうです。 日本のエコなんてエゴなんです。とか適当なこと言ってますが。 だって、新しいの買えばいいし、包装なんかもお金があるからできるわけです。 フィリピンの方がエコです。 まず、ジャンクショップというのがあって無分別のごみからペットボトルや瓶、 金属、紙などお金になるものを回収してくれる人たちがいます。 それがお金になるから。 ジュースも缶は最近出始めましたが、瓶の方が安いです。 瓶も返さない人たちがいるからビニール袋にジュースを入れてストローで飲みま す。 ごみはその袋とストローだけ。 中古車も日本に比べて高いのです。直して使うから。 ほかの機械類も同じです。直して使うことがほとんどです。 ちょっと壊れたからと言ってすぐに換える日本とは違います。 食べ残しも家庭レベルなら犬や豚、鶏に食べさせるので出ません。 かといってこれらのことはエコだからと言ってしているわけではありません。 経済的に良いからしているわけです。 それが絶対良いというわけではありませんが、日本の趣味レベルのエコとはレベ ルが違います。 プロレベルですね。稼いでいるから。

乾季作おコメの収穫中

乾季作のジャポニカ米を収穫しています。 なんだか乾季作の穂の方が大きい気がします。 収穫機で収穫しているのですが、人々が追っているのです。 彼らは圃場に住んでいるネズミを捕獲するのです。 稲がどんどん刈り取られていくのでネズミが逃げ出すのです。 そこを捕獲します。 大人も子どもも一緒になって捕獲します。 大人げないというのか、傍から見ていて面白いのです。 楽しい人たちです。 捕獲したネズミはもちろん食卓に上がります。

農薬と食品添加物から考える

ご無沙汰しております。 イネはもうすぐ収穫です。 日本米と現地米の栽培はあとわずか。 フィリピンには年度末というものはありませんが、栽培の暦からいくとそろそろ1年の終わりなのです。 まだ、そのあと約3か月、ありますが、緑豆を植えて次作の雨季作を向かえる準備期間なのです。 日本でいう冬みたいなものです。年のまとめと次年の準備。 私は健康というものに興味がありました。 安全なやさい、無農薬、無化学肥料、有機野菜。などなど。 一般に売られているものはいろいろ毒がついているそうです。 私は検出しませんが、そうらしいです。 農薬に始まり、化学肥料からくる硝酸態チッソ。 遺伝子組み換え作物。 さらには品種改良までもが良くないという話もあります。 最近は放射能汚染。 話にはなかなか出ませんが重金属汚染というものもあります。 畜産のホルモン汚染もあります。 ここまでは生鮮野菜。 そのほかに加工品は 不安心な中国産野菜。 塩素漂白したカット野菜。 食品添加物。 などなど。 食品をめぐる毒は後を絶ちません。 逆にこれを食べれば良いというような健康野菜のカテゴリもあります。 … 日本ではいろいろなものが手に入ります。 有機野菜も健康な野菜、安全な野菜なんでもあると思います。 しかし、フィリピンでは困難です。 そもそも存在しないかあっても信頼できないか。 なかなか本当に安全な食物はありません。 私の圃場の食料は安全です。 娘に食べさせても大丈夫なように栽培しています。 それでも生活をしているといろいろな毒と接しなければなりません。 食物だけでなく、水や空気までもがそうです。 そんなことを考えているときれいなところなんて地球上には存在するのでしょうか。 海はどこも汚染されています。 空気は世界中をめぐっています。 地中しかないかもしれません。しかし現実として遠い未来でしょう。 では、どう私たちは生きていくのか。 いろいろこだわって生きてもそれができない時のストレスで病気になってしまいます。 いわゆる健康のためには死んでもいいということです。 その中で思うことは取った毒を蓄積せず体外に排出すればよいのではないか。 ということです。 解毒という考え方です。 日本で

自転車の修理

毎日圃場へ行くときは自転車を使っています。 よくパンクします。 よくベアリングがつぶれます。 もうブレーキはありません。 変速もありません。 それでも動きます。 フィリピンでの自転車のパンク修理は火(もしくはアイロン)を使います。 穴にゴムのパットを付けてそれを熱で溶かして引っ付けるのです。 日本ではどうだったのか…。 記憶の片隅から探し出すと、バンドエイドみたいなやつを付けてローラーで引っ 付けるだけだと思いました。 なかなか簡単ですね。 … 自転車は3年くらい使っているのですが、けっこう修理しました。 パンク。チューブの交換。 タイヤの交換。ゴムが悪いのか暑いのか数か月で平らになってしまいます。 ハンドルのベアリングの交換 ブレーキはあきらめました。 変速もなくなりました。 スタンドももうありません。 シャフト内のベアリングも交換しました。 ハンドルが折れたこともあります。 現在、後ろのギアが歪んでいます。 これを交換するのは高いので我慢です。 … 日本の自転車はパンク以外なかなかつぶれないですね。

乾季作も終盤です

熱帯のフィリピンでもこの時期は比較的涼しいです。 日中は日差しが強いので暑いのですが、朝晩が涼しいのです。 ですので、朝には朝露がつきます。 そして、日も短くなっています。 フィリピンでも微小ながら季節の変化を感じます。 圃場はそろそろ収穫が始まっています。 先日、一つの圃場を収穫しました。 結果は…。 たくさんの課題をいただきました。 今季はエルニーニョということで渇水を恐れ、周囲よりだいぶ早くに作付を始め ました。 12月に台風があり、まだ水は出ます。きっと問題ないでしょう。 早くに作付したせいでスズメがご飯を食べにやってきました。 たかがスズメと侮っていたのですが、多勢に無勢。 時期をずらして作付すると大きな被害にあいました。 フィリピンでは年3回稲を収穫できると言われますが、地域によっていろいろ条 件が出てきます。 水の問題、スズメの問題、ネズミの問題。などなど。 やはり、地域に合わせた作付が重要です。 日本では水利権、水の配分、春先と秋の温度によって地域ごとの作付のタイミン グがあります。 大きくずらせません。 フィリピンでも似た部分があります。 いつでも作付できる分、自由にしてしまいがちですが、やはり暗黙(人との間だ けでなく、自然との間でも)のルールはあるみたいです。 良い勉強になりました。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願いいたします。 今年も一年頑張って大地を耕して、おいしいおコメを栽培します。 今年は10ha耕せるようにしようと思っています。 いつもの品種とともに香りのいい品種やもち米など栽培していきます。 それとともに野菜を生産、販売できるように準備していきます。 ニラだけでなくいろいろやってみます。 年越しは家で過ごしました。 年越しそば 鏡餅 似非おせち料理 御屠蘇のような自家製ライスワイン。 日本っぽくしてみました。 縁起ものなので。 作ることは楽しいのです。 もうすぐ年明け稲刈りが待っています。 … 今日も大地を耕しています。 ↓↓同じ世界、仕事に生きている方々↓↓