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Showing posts from June, 2017

how to reduce cost

フィリピンで稲作をやっていますが、私が栽培している地域は未だ灌漑施設が整っておりません。
工事は徐々にですが進められていますが、水路のみで水はまだやってきません。皆、来年くらいかなぁと言っているので、3-5年後かもしれません。

なので、水田への灌水はディーゼルエンジンとポンプを使ってくみ上げています。
今季のように雨が降らず、地下水を皆で各々にくみ上げている場合、なかなか灌水が困難です。
皆がくみ上げると出が悪くなるのです。最悪、出ません。
そんなこんなで、ディーゼルのコストはけっこうバカにならないわけです。さらに物価に対する燃料の価格が高いので日本の感覚以上のものがあると思います。

そこで、どうやってコストを下げるかが焦点になります。



普通、燃料効率の良いエンジンだったり、省エネポンプを使ったり、現金がなくても使える電気ポンプの導入を考えます。
そういった特殊なものは高価ですが、効率が良いので導入すべきだと思います。もし、盗難がなければ…。
フィリピンでは様々な方面からリスクを高くしてくれてコストを上げる試みがなされています。

しかしながら、地元の人というのはいろんな特権があります。日本の田舎でもいっしょですね。
今回目の当たりにした特権です。



ミキサー車が道路に止まっています。
何故なのか。休憩中なわけなのですが、面白いことが行なわれています。
農家が、ミキサー車の運転手に「おやつ代」を渡して、その代わりにミキサー車の燃料タンクに入ってあるディーゼルを「もらい受けている」のです。
聞くところによると、500ペソで30リットル。
リッターあたり20ペソ弱です。近くのガソリンスタンドで購入すると25ペソ。リッターあたり5ペソも違うわけです。



普通にやってるとわからない出来事です。
フィリピンでは現場にいないとわからない秘密が山ほどあります。
こんなのは氷山の一角に過ぎないはずです。
というか、そんなことやってるフィリピン人にコスト面で勝てるわけがありません。



どこで勝つべきか。

Maslow's hierarchy of needs

マズローの欲求段階について機会があったので考えてみた。

この図を見ると、いろいろ勉強になる。

長い間、フィリピンの農業と関わってきているが、日本人が支援してもなかなか思ったように発展しない。

一つに生産技術、一つに付加価値がマーケット側にあるのかどうか。
というか、生産から消費者までの農業生産物に対する水準が日本に比べて圧倒的に低い。

消費者側からいうと、
野菜を食べない。米や肉がほとんどの食卓に並んでいる。熱帯なので果物も比較的多い。
野菜は食べても形があれば良いというものが多い。結局、油や濃い味付けで野菜の味がなくても良いわけである。さらに濃い味というのはご飯をたくさん食べられて胃を安く手っ取り早く満たせられる。
野菜は重量当たり肉より安いわけであるが、食べるときにおかず単位重量当たりどれだけご飯を食べられるかを比較した場合、肉の方が安いのかもしれない。野菜、特に葉物はほとんど水なのである。

という消費側の傾向があるため、生産側もおいしい野菜はまず考えない。形があれば良いわけである。
新しい野菜の導入などもってのほかである。
付加価値がつきにくいため、なかなか特殊な生産に踏み込めない。コストだけかかるからである。
特殊野菜のマーケットは小さい。有機農法などどれだけマーケットが少ないか。だからほとんどの場合、頑張って有機農法で生産した野菜でも手間をかけたほど高く売れるわけではない。今は手間が安いので良いのかもしれないが。



フィリピンの食の産業は、マズローの言う生理的欲求の水準なのである。
次の、安全欲求となるとどうなるのか。
健康のために野菜を食べる。安全な野菜を食べる。ちょっとおいしいものを食べる。
そして、社会的欲求になると、
外食やデザートのケーキとかになるのだろうか。
尊厳欲求になると、
ブランドがついた商品になるだろう。
自己実現欲求となると、どうなるのだろうか。
新しい食の創造、新しい、珍しい野菜を求めるのかもしれない。

そう考えるとフィリピンの食の産業はどうなのだろうか。
もちろん、下から上まで全部ある。
日本に比べて貧富の差が激しいからだ。
ただ、割合が全く違う。それがマーケットだ。

フィリピンはどうなのだろうか。
確かに中流層が増えてきているらしい。
だから、おいしい野菜、安全な野菜、珍しい野菜を求める層が増えてきているという感じがする。

Rainy Season but Not rainy season

雨季なのに、雨季じゃない。
雨が降りません。
私の圃場は良い条件のところではないので、基本的には灌水を頼りに計画しています。
しかし、この時期は皆、田植えの時期なのです。どこも水がほしいのですが、雨が降らないのでみんな地下水に頼ってしまいますう。そうすると、地下水の出が悪くなってしまい、結果田植えが遅れてしまいます。
私の圃場は2か所、周りと同じような計画で行なっています。以前、スズメにやられたためです。
ほかの2か所はかなりずれていますが、ちょうど肥料をやるタイミングに重なってしまっています。

どこも水がほしいのですが、なかなか出ない。
参っています。
周りも困っていると思います。

雨がなかなか降らないのはなぜなのか。
太平洋高気圧が強いのです。いつもならこの時期フィリピンの方まで高気圧が来なかったと記憶しています。
遠くの方で低気圧ができてそれが向かってくるのが例年だったと思います。

気候変動なのでしょうか。まとめてのちのちやって来るのでしょうか。

毎度、天気の心配をしています。それが農業だと言ってしまえばおしまいなのですが、心配してもそのリスクを分散する形で準備してやっていきたいものです。

Farming machine in the Philippines

とうとう農業機械を手に入れました。
ポクポクと言われる手押しの機械です。ここら辺の農業ではまだまだ現役です。そろそろ時代遅れになりそうな予感ですが。
私の規模ではそろそろ自分で持った方が良い面積になってきたということもあり、中古ですが手に入れました。
ディスクプラウと白垣、それと運搬用です。単純な構造のため修理も簡単です。

これは実用を兼ねた試験段階です。将来的にはやはりトラクターを自分で持って使いたいと考えています。
委託だと小さな面積をしてくれないことが多いのです。それと、委託業者の機械の予定に左右されてしまいます。
このポクポクで農業機械運営部門でどんな問題が発生するのか検証するための試験です。

エンジンは新品ですが、すでに問題発生。エンジンオイルが漏れるとのことでした。それは販売店で交換してもらいました。
考えられる問題としては修理などのメンテナンス、勝手に使われて、収入がない。だと思っています。
それをどう対処するか。
はたまた、「想定外」の問題が発生するのか。
日本でも想定外の問題が発生するので、フィリピンでは日常茶飯事です。

久しぶりに大きな買い物をしたのでまた、頑張らないといけません。