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企業と国家

運営の仕方が似ていると思いました。

国家。

国民から税金を徴収してそれを財源に公共事業、社会福祉に使ったり、政治家の給料になる。大雑把に言えば。

企業。

社員が働いてその収入を持って社員の給料や拡大のための投資など行い、役員、株主に報酬を支払う。大雑把に言えば。



そんな認識だといっしょなのだと思いました。

そこから想像すること。



ブラック企業 wikipedia

新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す。



いろいろ説明があります。
その中での特徴の部分。

特徴

経営者・上層部に起因する問題
 責任感の欠如
 末端従業員の犠牲と大量消費を前提とした経営
 周辺人物や交友関係が原因の労働環境の悪化
 会社の宗教化
組織の欠陥
 組織の硬直化
 問題行為の横行、上層部の自己保身が容易
 従業員への過重な負担
 従業員の対抗への封じ込め
給与・待遇の問題
 激務で長時間労働・過重な責任
 人事考課制度や給与システムの恣意的な運用
 薄給の上に経費が自腹。
 ノルマ未達成の苛烈なペナルティ
 心身の健康を害するほどの身体的・精神的ストレス
 スキルアップとキャリアアップは皆無
 資格取得のノルマ化
 忌引制度の有名無実化
退職
 常識的な円満退職は期待できない

特に上層部に起因する問題の中で、今の日本に当てはまる部分があると思うのです。

とすると、今の日本はブラック国家と言われる可能性もあります。

ブラック企業の場合、離職すると逃れられます。
ブラック国家の場合、移住すると逃れられます。
その組織の中でダメだと思ったら離れることも1つの対策だと思います。



大きな企業だと、役員報酬が大きいんですね。生産ではない目に見えない大きな仕事をしていて、それの報酬を得ているのですね。そうじゃなきゃ、多くの社員が働いた収入を仕事もせずに奪っていると言われちゃいます。

立派な企業ですと福利厚生がしっかりしています。
きっと国家でも同じです。
立派な国家はしっかりした福利厚生があるはずです。



そんなこと言っても良くならないのですが。
どうすれば良くできるのか。

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