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農薬と食品添加物から考える

ご無沙汰しております。

イネはもうすぐ収穫です。

日本米と現地米の栽培はあとわずか。

フィリピンには年度末というものはありませんが、栽培の暦からいくとそろそろ1年の終わりなのです。
まだ、そのあと約3か月、ありますが、緑豆を植えて次作の雨季作を向かえる準備期間なのです。
日本でいう冬みたいなものです。年のまとめと次年の準備。

私は健康というものに興味がありました。
安全なやさい、無農薬、無化学肥料、有機野菜。などなど。

一般に売られているものはいろいろ毒がついているそうです。
私は検出しませんが、そうらしいです。

農薬に始まり、化学肥料からくる硝酸態チッソ。
遺伝子組み換え作物。
さらには品種改良までもが良くないという話もあります。
最近は放射能汚染。
話にはなかなか出ませんが重金属汚染というものもあります。
畜産のホルモン汚染もあります。

ここまでは生鮮野菜。

そのほかに加工品は
不安心な中国産野菜。
塩素漂白したカット野菜。
食品添加物。

などなど。

食品をめぐる毒は後を絶ちません。

逆にこれを食べれば良いというような健康野菜のカテゴリもあります。



日本ではいろいろなものが手に入ります。
有機野菜も健康な野菜、安全な野菜なんでもあると思います。

しかし、フィリピンでは困難です。
そもそも存在しないかあっても信頼できないか。
なかなか本当に安全な食物はありません。
私の圃場の食料は安全です。
娘に食べさせても大丈夫なように栽培しています。

それでも生活をしているといろいろな毒と接しなければなりません。

食物だけでなく、水や空気までもがそうです。

そんなことを考えているときれいなところなんて地球上には存在するのでしょうか。

海はどこも汚染されています。
空気は世界中をめぐっています。
地中しかないかもしれません。しかし現実として遠い未来でしょう。

では、どう私たちは生きていくのか。

いろいろこだわって生きてもそれができない時のストレスで病気になってしまいます。
いわゆる健康のためには死んでもいいということです。

その中で思うことは取った毒を蓄積せず体外に排出すればよいのではないか。
ということです。

解毒という考え方です。

日本では、これはダメあれはダメというような拒絶の理論がたくさんありますが、出せばいいという話は出ません。

毒に限らず、人間は食べていらないものを出すようにできています。
毒も分解したり、排出する機能があるはずです。
その力を引き出すことと助けることが大切ではないかと思っています。

フィリピンなんて毒を取らない方が無理なのですから。
最近の日本もいろいろ明るみに出てけっこう毒が出回っていたみたいです。

そんな時代だからこそ解毒の方法を考えなければなりません。
元気な体と解毒を助ける食事。

というか、食べなければ体が頑張るようです。
白血球は病原菌だけでなく血中の栄養も摂るようです。
白血球がおなかがすいて病原菌を食べるように栄養を取らないという方法があります。

炭だったり、薬草だったり、運動だったり、排出する/促す方法はいろいろあります。
それで解毒し、ぼちぼち長く健康を維持できるようにしたいものです。

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