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熱帯フィリピンですが、寒いのです

昨年末から気温を取ることを趣味としてやっています。ラズベリーパイって面白いですね。センサーを使ってデータを収集するのみにしか使っていないので面白い使い方があれば是非とも教えていただきたいです。 ロボット作ったり、今流行りのIot農業など。 気温を取っていますが、結構寒いのです。日本の冬と比較すれば全く暖かいのですが、ここ熱帯では結構寒く、この時期風邪をひく人が多くなります。 日中、日が照っているところは汗ばむくらい暑いのですが、日陰に入り風に当たったいると涼しいのです。 夜にもなればタオルか何かかけなければ寒いくらいです。 こんなに過ごしやすいのはこの季節だけで3月にもなれば暑くてたまらなくなってきます。 そして、雨季になり、台風が来て、11月12月くらいから今の季節に入っていきます。 熱帯という雨季と乾季しかないと思われている地域でも日本の四季とまではいきませんが、気候の変化があります。

おニラ@マニラのレストラン。美味しく使って頂いて感謝です。

長く、お付き合いさせて頂いているレストランに足を運んできました。 ここでは、日本の定食屋さんのようにリーズナブルでお腹いっぱいに頂けるありがたいレストランです。 ここにはニラを安定的に出させて頂いています。3ー4年になるのでしょうか。 普通にはニラはそんなにも一杯使えない野菜なのですが、このレストランはいつもたくさんのニラを使って頂いています。 たくさんって言っても日本のように何百キロ、何トンとかいう単位ではありませんが、消費量が非常に小さなフィリピンのニラマーケットの中ではたくさん使っていると思います。 もともと、フィリピンではニラは食べられていません。 フィリピン人もほとんど食べたことがないのではないでしょうか。 フィリピン国内では日本人、中国人、韓国人が食べていると思います。 そして、日本の大葉ニラのようなものではなくて細いニラがマーケットでは販売されています。 そんな中、私のニラはけっこう大葉です。細い時もありますが…。 やっぱり大きい方が収量あって良いですよね。 現在、無農薬栽培でニラを生産しておりますが、有機肥料を使って化学肥料を減らしていく技術を試験しているところです。 有機肥料を使ったニラの方が、繊維質が少なく食べた時に柔らかい気がします。 … ニラはマカティの日本食レストランです。機会があったら食べてくださいね。

おヤサイ@マニラのお店。嬉しい限りです。

先日、マニラのあるお店に行ってきました。 うちのヤサイが販売されているところです。 量は全然少なく家庭菜園レベルなのですが、続けて出させていただいています。 フィリピンでは、普通の農家は販売先がどこなのか、どう売られているのか。全く知りません。 知っているのはマニラでは一般的にはこれくらいの価格で販売されているという適当な情報のみです。 それを嫉妬のタネに使っているわけです。 このお店には直接出してなく、販売業者にヤサイを販売して流通させていただいています。 それでも、自分のところのヤサイが販売されているところを実際に見ると嬉しく感じてしまいます。 まして、どなたかが興味を持って手にとっていただいているところを見ると非常にありがたいわけです。 来年はこういったヤサイがもっと多く、広く流通させていただけるように精進致します。 生産の安定と拡大。まだまだひよっこながら一歩一歩進んでおります。

乾季作始まりました。あれ、今年もあと少し?ひと月半じゃないすか。

   雨季作が終わり、2作目の乾季作が始まっています。 ここでは、稲作の潅水は地下水をディーゼルポンプでくみ上げています。 今年の雨季は雨が続いてポンプの使用回数が少なかったです。 その間、ディーゼルの価格はどんどん上がりました。 最近は40ペソ/リットル。 100円弱します。   今年の乾季はどれくらいディーゼルを使うことになるのか。 お米の価格が良かったら問題ないかもしれませんが、どうなることか収穫までわかりません。   どうなるのでしょう。 昨年末頃からお米の価格が高騰したままでした。 NFAが在庫を切らしたことなどによる供給不足だったらしいのです。 しかし、近々、輸入するとのニュースを聞きました。 いつになるのか。 個人的な予想では来年初めくらいかなと思っています。   政府輸入米が到着するまでに収穫したい気持ちいっぱいです。 政府輸入米がやってきたら価格が下がりそうなので。   …   あるニュースでは、フィリピン側のお米の品質要求が高くなっているから輸出国が難色を示しているともありました。   本当のところはどうなんでしょう。   フィリピンで稲作に携わっているものとしては、安い輸入米を減らして欲しいというのがあります。 もし、コメの自由化になれば、フィリピン稲作は滅んでしまうかもしれません。 それくらい生産性が悪いのです。 もっと効率良くしなければならないのですが、その基盤が整っていないのも現状です。   輸入するにしても高級米を輸入すれば。と思います。 マニラを中心に中流層がどんどん増えています。彼らは安いコメより良品質のお米を求めています。 それくらい余裕ができて生活の質の向上を求めています。   一方、下流層は何にしても安価を求めています。 安いコメ、安い食料、安い生活用品…。   そういう層があるのも事実です。全てが高くなると彼らは生きていけません。 それだけ、フィリピンという国は貧富の差が激しいのです。 それはどこからくるのか。 たぶん、ほとんどが教育からくるものだと思います。 それは学校教育だけでなく両親からの教育もあります。 ...

ウイルスと植物

農業をしているといろいろな病虫害に悩まされる。 その中でもウイルス病には頭を抱えている。 基本的には治療できないし、防除もできない。植物をウイルス病から守るにはそれを媒介する虫などを防除するしかないのである。 不思議でいっぱいになった。 例えばトマトやピーマンが罹るモザイク病。一言にモザイク病といってもいろいろな種類のモザイクウイルスがいる。 植物体が罹ってしまうと植物体が変形してしまう。 … きっと、トマトとモザイクウイルスの戦いは昔からあったはずである。 でなければ、元気なトマトとトマトの葉っぱを変形させるウイルスが両方存在しないと思う。 そもそも植物の免疫機能がどうなっているのか。 人間ならマクロファージが病原体を食べたり、免疫機能がある。しかも、生きている間にいろんな病原体に対抗するための免疫機能がついてくる。だから予防接種がある。 植物はどうなんだろうか。 まず、体の中に入れない。細胞壁で身を守っている。 それと、病原体を寄せ付けないようにしているらしい。忌避物質やホルモン。 あと、病原体に感染した細胞が自死する。それが私たちが見る病虫害の症状である。 … 基本的にはそんなことらしいのだけれど、実際はどうなのか。 耐病性品種がいっぱいある。ということは遺伝的にこの病気には強い。というのがある。 それは多様な植物体、同じ品種でも個体差がその耐病性などになって、それを交配させて耐病性を受け継がせているのだろう。 そうすると、特定のウイルスに対して抵抗性を持っているものが残る。そうするとウイルスも繁殖できないから頑張る。 という流れなのだろう。 自然界はそれでお互い頑張って生きているけれど、農業生産の場ではそんなことできない。 単一品種でやっているからウイルスが来ちゃうとお手上げになってしまう。 どうしたら良いのですか…。 感染しても治ってくれるとまだ何とかできるのだけれど、どうしようもないとなってしまうと、本当にどうしようもない。 人間みたいに何か頑張って免疫機能が強くなって未知の病原体でもある程度戦えるような仕組みにしてほしい。 … 一番現実的なのは種子の自家採取なのだろう。頑張った個体を次世代に引き継ぐ。 ということなのだろうか。

真夏真っただ中

暑い…。 暑すぎであります。本格的にフィリピンは夏を迎えております。 連日40℃以上…。 早く雨季が来てほしい。 山の上では雨が降り始めています。こっちももう少ししたら雨が来るのかなと期待しつつ、稲作の準備を始めています。 苗床の準備をしています。今週末くらいには種まきなのかな。 今年こそは満足のいくような生産をしたいと思いつつ、始まりの季節でうきうきしております。 … というか暑くてどうしようもありません。 毎年暑いのだから文句言うなと以前、そんなことを思っていましたが、やはり暑いです。 例年より暑いんじゃないかというくらい暑い気がします。 ちなみに近頃の一日の最低気温は25度を下回っています。熱帯夜ではないのですね。 今年の夜は涼しい気がします。昨年は寝られないくらいに暑かったような…。 昼夜の寒暖差は15℃。熱帯の割には差が大きいのではないのでしょうか。 心頭滅却すれば火もまた涼し。 まだまだその境地には到達していません。 山の上へ避暑に行きたいと一刻一刻感じております。 これくらい暑いと夕方のビールがめちゃくちゃうまい。 それだけです。

もち米などの収穫

今年の雨季作、最後の収穫終えました。 最後はもち米でした。 もち米は、一般のイネに比べて収穫までの期間が長いのです。そして、丈も大きくなります。 今回のもち米は150㎝くらいになりました。 これらのことから倒伏の危険性が随分高くなります。 今回は半分以上倒伏しましたが、ある程度の収穫はできました。 一部、完全に水に浸かった場所があり、そこは後日手刈りをしなければいけないのですが、昨日雨が降らず、本日も小雨で切り抜けられたので、またまたお天気に恵まれました。ラッキーですね。 明日からモミの乾燥をします。 毎作、天候など栽培条件が違うので全く同じものが生産できるということはないので、実際食べてみない事には正確なことは言えませんが、このもち米は美味いです。 一般にスーパーなどで売られているもち米よりも粒が大きくてモチモチ度が満点です。 おはぎや赤飯、お餅などいろいろ作れてしまうので面白いおコメです。 ご注文等あればご連絡ください。 … ちなみにタイトルがもち米”など”…としました。 私はもち米しか収穫しませんでしたが、子どもたちはいろいろなものを獲っていました。 その一部です。 ネズミ。 そのほかにも鳥(名前を知らないのですが、あんまり遠くまで飛ばない鳥で30㎝くらい。) やカエルを獲っていました。 毎回、よく見る光景ですが、今回は豊作のような気がします。 大人も混じって俊敏に走り回る光景は最高におもしろいです。 いつものんびりの彼らがこの時ばかりは全力疾走します。しかもぬかるんだ水田で。 子どもの身体能力はすごいです。日本の子どもでは収穫物は0でしょう。 こうやって子どもの時から足腰を鍛えないといけないですね。

お餅を食べたいが為にモチ米栽培しています。

以前、フィリピン人から譲り受けたモチ米の種子。 名前も知らない品種です。 今作で4代目かな。毎年栽培しています。 儲かるからというわけではありません。 このモチ米、モミが非常に大きいのです。おコメにしても大きく丸い品種なのです。 さらに、お餅を作れる素晴らしいおコメです。 自分がお餅をフィリピンで食べたいが為に栽培しているのです。 … 今作は1ha。同じ時期に田植えをした普通のおコメより3週間くらい遅い10月下旬の収穫になりそうです。 収穫後、試食のための餅つきをして、12月に鏡餅など作る予定です。 … 1ha分、全部お餅にして販売したいのは山々ですが、どこにそんなマーケットがあるのやら…。

本日もお日柄良く…

田植えをしています。今年第2作目。 お隣さんは収穫間近。圃場が黄色いですね。 … この圃場の今作は、収量の高い品種を選びました。 他の圃場で美味しい品種を作ります。 やっぱり農業生産は収量をまず考えなくてはなりません。 そこが一番売上に係るところだからです。 ただ、そこだけ求めると食味を疎かにしてしまいます。 食味が良くて収量が高い品種というのはありません。 ですので、バランスよく品種選定し、高収量品種と高食味品種を圃場を分けて生産しています。 今回の美味しい品種は芽が出てきたところです。 このおコメは病気に弱く、収量が低いのですが、炊きあがったときのおコメの香りが非常に良い品種です。もちろん、一般に売られているおコメよりも柔らかくもちもちしています。 この圃場は1月下旬の収穫予定。 … 収穫間近の圃場もあります。あと数日かな。

2nd batch Harvest

お陰様でお日柄も良く、二つ目の圃場の収穫を終えました。 今季も本当に運が良く、お天気に恵まれていました。 収穫機で収穫した後、カラバオさんに運んでもらい、道端に積み上げていきます。 そうすると、バイヤーをいろいろ知っているエージェントがやってきます。 そして、モミの品種や品質をチェックしてバイヤーに電話をかけて買うかどうか聞くのです。その時に、大体値段も決まります。 この村にはそういったエージェントが何人かいます。彼らが、大きなトラックを持っているバイヤーを知っていてこの村に呼びつけるわけです。仲人さんみたいな人ですね。 それで、農家側とバイヤー側が確定して契約成立です。 モミを一袋ずつ秤に乗せてトラックに積んでいきます。 今回は一袋約60kgでした。 積み終わって、お金をキャッシュでもらいます。 今まで、ほとんどの場合、その場でキャッシュで受け取りました。 一度、チェックを受け取ったことがありますが、なかなか面白みもなく、お金に換えるのに手間がかかったのでもうしないなと感じました。 ある時は、日曜日収穫だったので、バイヤーに現金がなく全量買ってもらえなかったり、月曜日に足らなかった分のお金をもらったりすることがありました。 バイヤーも現金を持っていないといけないのでけっこうリスクが高いのかもしれません。 けっこう大きな金額になるわけです。 受け取った方もけっこう高リスクです。 ここを通る人みんなが見ているわけですから。 でも、現金がまとまって入ることで今季も頑張りましたというような感覚が強いのです。 損していようが、今まで、使ってきたお金のことを忘れるわけです。なんだかいきなりお金持ちになったような気分になります。計算すると損していたり、ちょこっとの儲けだったとしても…。 … その後、ワーカーたちと飲むわけですが、けっこう危険です。飲んでるときも現金持ってるし。使ってしまうこともあるわけです。酔ってしまうから。 … そんなこんなで、この圃場も無事終えました。 次は再来週。

Harvesting and Preparing

今季の最初の圃場はお天気に恵まれて収穫を終えました。 まだまだ改良点は多々ありますが、生き延びることができました。 次作に向けて動き始めます。 この圃場のおコメは毎年作っている柔らかいフィリピン米です。 いつも買っていただいているお客さんや新しく買っていただく知人などほんの少しずつながら販売量を増やしています。 フィリピンでもお金にゆとりが出てきているのか高くてもおいしいおコメを食べたいという人が増えてきています。 この波に乗れるように販売先を大きくしていきたいと思いつつ、やはり農場で生産をきちんと見て品質の良いものを安定的に生産できるように仕事をしていきたいとも思ってしまいます。 まだまだ、改良点がたくさんあります。それを毎年毎年経験してより良い農業生産を行なっていきたいです。 他の圃場の収穫をまだまだ残していますが、この圃場は二作目を始めます。 この部分に関しては日本では絶対にできない稲作をしています。

Harvest Soon

収穫間近の圃場です。月曜日収穫予定です。 運良く、晴れ間が続いてくれています。このまま収穫まで台風が来なかったら有難いの一言に尽きます。 この品種は毎年栽培している品種で日本米ではありませんが、柔らかくてお箸で食べられる品種です。 一般にはほかの品種と混ざっておコメ屋さんに並んでいます。 この品種を生産している農家はおられますが、収穫後、バイヤーに販売された後ほかの品種と混ざっているようです。 他の安い品種(固くなる品種)と混ぜることでそこそこおいしく安いおコメを販売できるからです。 いわゆるブレンド米です。 ブレンド米が良いか悪いかという考え方はいろいろありますが、私が白米を販売するときはほかの品種と混ぜずに販売しています。 それでもおいしく食べられるのがこの品種です。 … 日本米って少し食べすぎると胃がもたれることがあります。モチモチしていて美味しい分、胃腸に負担をかけているのかもしれません。 私はちょっと食べすぎると胃酸過多になってしまいます。 しかし、フィリピン米はちょっと食べすぎても何の問題もありません。時間が経つとおなかがすいてきます。 きっと消化に良いおコメなのでしょう。 もしかしたら健康食品としてのおコメとして売れるかもしれないという淡い夢を抱きながらフィリピン米を食べています。 日本米の形じゃなきゃダメだという方以外はフィリピンにある美味しいフィリピン米の品種を探すのも面白いと思います。 柔らかいのや香りがある品種、フィリピンには数多くの品種があります。 そんな中で自分好みのブレンドを見つけるのもなかなか面白い趣味かもしれません。

Carabao

うちで稲を見ている人がカラバオを持っている。それを使って仕事をしているのですが、けっこう大変だなと思っています。 仕事がある時はカラバオからの収入があります。 畑を耕したり、収穫したモミを運んだり。 特にイネなんかでは水田というぬかるみを四本足で重いものを引いて、力強く歩いていきます。 機械ではぬかるみにはまって進めないこともあります。 機械化に飲まれてなくなってしまう職業なのでしょうか。 のんびりしていますが、あの角とかかっこいいし、できれば残したい奴らです。 そんな彼らは日ごろ何しているのでしょう。 仕事がない時はご飯を食べているわけです。 仕事がなくてもご飯を食べないといけません。生きているのですから。 カラバオは牛なのでもちろん、草を食べます。 飼っている人が毎日毎日草を刈ってやっています。 毎日大変だなと思いながら見ています。好きじゃなきゃできないな。 いろいろつっこみどころはありますが。 鎌で刈っています。 私は草刈機を持っているし、彼も使えるのですが、しません。 カラバオが食べない草も入ってしまうからだそうです。 彼は数頭カラバオを持っています。毎日少しずつ草を刈ってくれます。 いっぺんに圃場全部の草を刈ってほしいと思っています。 ある時、聞きました。 稲の収穫後の稲わらとか乾草を食べさせたら楽なのに。と。 彼は答えました。 カラバオは乾草を食べないから。 … え、そうなんすか? 稲の収穫後、稲わら取っている人いるじゃないですか。 彼らは、牛にやるから。 ??? 牛とカラバオはいっしょじゃないんですか? Gerona(同じ州の町)のカラバオは乾草を食べるんだ。 ???????? 同じカラバオで地域によって食べるものが違うのか? あっちに人間もこっちの人間も同じものを食べるやん! こっちにのカラバオは食べないし、食べさせても良くないんだ。 あ、そうすか。 … きっと、食べられないわけではないと思います。 食べ慣れていないのもあると思いますが、こっちの人間の乾草のやり方が悪いんだと思います。 そもそも、乾草だからそんなに食べなくてもおなかが膨れると思います。 青草だとほとんどが水分なのでたくさん食べてもおなかが膨れない...

Young grains

雨季に入ったような入っていないような田植え時期には大変な日々を過ごしたいましたがやっと目処が立ちそうでもあります。まだ追肥をしなければならないのでまとまった雨が欲しいところではあります。 そんな中、最初に作付けしたところは出穂が始まりました。 田植えで苦しんでいた圃場がある一方で出穂が始まり、作付け終盤の圃場もある。日本ではなかなか経験できないことがフィリピンという熱帯では可能なのです。 年に2回も主食であるコメを収穫できるのは豊かなのかもしれません。 この圃場は毎年生産している柔らかい品種です。 まだまだ季節やポストハーベストで安定した品質を年中供給するところまでは至っていませんが、一歩一歩近づいています。 あと1ヶ月少しすれば収穫の喜びとともに新米を頂けます。

how to reduce cost

フィリピンで稲作をやっていますが、私が栽培している地域は未だ灌漑施設が整っておりません。 工事は徐々にですが進められていますが、水路のみで水はまだやってきません。皆、来年くらいかなぁと言っているので、3-5年後かもしれません。 なので、水田への灌水はディーゼルエンジンとポンプを使ってくみ上げています。 今季のように雨が降らず、地下水を皆で各々にくみ上げている場合、なかなか灌水が困難です。 皆がくみ上げると出が悪くなるのです。最悪、出ません。 そんなこんなで、ディーゼルのコストはけっこうバカにならないわけです。さらに物価に対する燃料の価格が高いので日本の感覚以上のものがあると思います。 そこで、どうやってコストを下げるかが焦点になります。 … 普通、燃料効率の良いエンジンだったり、省エネポンプを使ったり、現金がなくても使える電気ポンプの導入を考えます。 そういった特殊なものは高価ですが、効率が良いので導入すべきだと思います。もし、盗難がなければ…。 フィリピンでは様々な方面からリスクを高くしてくれてコストを上げる試みがなされています。 しかしながら、地元の人というのはいろんな特権があります。日本の田舎でもいっしょですね。 今回目の当たりにした特権です。 … ミキサー車が道路に止まっています。 何故なのか。休憩中なわけなのですが、面白いことが行なわれています。 農家が、ミキサー車の運転手に「おやつ代」を渡して、その代わりにミキサー車の燃料タンクに入ってあるディーゼルを「もらい受けている」のです。 聞くところによると、500ペソで30リットル。 リッターあたり20ペソ弱です。近くのガソリンスタンドで購入すると25ペソ。リッターあたり5ペソも違うわけです。 … 普通にやってるとわからない出来事です。 フィリピンでは現場にいないとわからない秘密が山ほどあります。 こんなのは氷山の一角に過ぎないはずです。 というか、そんなことやってるフィリピン人にコスト面で勝てるわけがありません。 … どこで勝つべきか。

Rainy Season but Not rainy season

雨季なのに、雨季じゃない。 雨が降りません。 私の圃場は良い条件のところではないので、基本的には灌水を頼りに計画しています。 しかし、この時期は皆、田植えの時期なのです。どこも水がほしいのですが、雨が降らないのでみんな地下水に頼ってしまいますう。そうすると、地下水の出が悪くなってしまい、結果田植えが遅れてしまいます。 私の圃場は2か所、周りと同じような計画で行なっています。以前、スズメにやられたためです。 ほかの2か所はかなりずれていますが、ちょうど肥料をやるタイミングに重なってしまっています。 どこも水がほしいのですが、なかなか出ない。 参っています。 周りも困っていると思います。 雨がなかなか降らないのはなぜなのか。 太平洋高気圧が強いのです。いつもならこの時期フィリピンの方まで高気圧が来なかったと記憶しています。 遠くの方で低気圧ができてそれが向かってくるのが例年だったと思います。 気候変動なのでしょうか。まとめてのちのちやって来るのでしょうか。 毎度、天気の心配をしています。それが農業だと言ってしまえばおしまいなのですが、心配してもそのリスクを分散する形で準備してやっていきたいものです。

Farming machine in the Philippines

とうとう農業機械を手に入れました。 ポクポクと言われる手押しの機械です。ここら辺の農業ではまだまだ現役です。そろそろ時代遅れになりそうな予感ですが。 私の規模ではそろそろ自分で持った方が良い面積になってきたということもあり、中古ですが手に入れました。 ディスクプラウと白垣、それと運搬用です。単純な構造のため修理も簡単です。 これは実用を兼ねた試験段階です。将来的にはやはりトラクターを自分で持って使いたいと考えています。 委託だと小さな面積をしてくれないことが多いのです。それと、委託業者の機械の予定に左右されてしまいます。 このポクポクで農業機械運営部門でどんな問題が発生するのか検証するための試験です。 エンジンは新品ですが、すでに問題発生。エンジンオイルが漏れるとのことでした。それは販売店で交換してもらいました。 考えられる問題としては修理などのメンテナンス、勝手に使われて、収入がない。だと思っています。 それをどう対処するか。 はたまた、「想定外」の問題が発生するのか。 日本でも想定外の問題が発生するので、フィリピンでは日常茶飯事です。 久しぶりに大きな買い物をしたのでまた、頑張らないといけません。

Transplanting Rice

毎度同じ位置からの写真ですが…。 ここから撮るのが癖になっているのかもしれません。 最初の圃場、田植えが完了しました。 天候もだんだん黒い雲が漂うようになって雨季の足音が近づいてきています。 今季のこの圃場の試験はミネラルです。 私が一番最初に稲作を始めたのは無農薬無化学肥料生産でした。 めちゃくちゃ大変でした。除草が…。 逆に言うと、ただ生産するだけなら除草を頑張ればなんとかなるということです。 それでは持続可能ではありませんが。私が。損しちゃうので。 その時生産したおコメが一番感動が大きかった気がします。 それからその品種がおいしいと思ってずっとやってきました。 柔らかくてパサパサでない普通のフィリピン米よりおいしいフィリピン米ということで食べていただいています。 最近、最初に食べた時の感動が小さくなってきているような気がしています。 慣れてきたのかもしれません。 化学肥料を使っているからなのかもしれません。 … ということで、今季は、あの感動を再び。を目標に考えました。 初稲作と何が違うのか。 気持ちが違うのは当然ですが、 無農薬無化学肥料栽培と化学肥料を使った栽培。 そのうち何が違うのか。 また無農薬無化学肥料栽培には戻れません。収量や手間から計算して販売価格が低いからです。 100ペソ/㎏で全量買っていただけるならできそうです。 まだそんなお客さんと出会っていないので、まだできません。 農薬と化学肥料。 農薬のうち、除草剤は初期にしか使ってません。雑草が大きくなったら効かなくなるし、それを殺す薬剤だと稲にも効果があるので。 殺菌剤は使いません。イネは強い子なので、とくに、アジアの気候は好きなようです。 殺虫剤は、使っています。使わないと、収量が減ってしまうということもあるし、おコメに茶色いコメ粒が混じってしまうので。 それでも、できるだけ使わないようにしています。安全ということもあるのですが、農薬が高いのでできるだけ使わないようにしたいのです。 化学肥料は、今悩みの種でもあります。 どうやって減らすか。周囲の農家も使う量が増えている気がしています。 それでも収量が増えているので、経済的には合っているかとは思いますが、このままでは私はなんとなく気に入りません。 ...

今年も始まりました。

今年もわが圃場では稲作が始まりました。 今年はどうなるか。毎作毎作いろいろなことが起こるフィリピンです。 なんとか安定的に予測のできる生産体制を作っていきたいものです。 今年の雨季はどうなるか。雨が少ないような感覚があります。なんとなくですが。 どうなることやら。 この苗は5月15日ごろに田植えをして8月中旬ごろの収穫を予定しています。 今年の雨季は4圃場、順次作付を開始していきます。 … 今季の目標は、計画したものをどう遂行してどうなったかをわかるようなシステム構築です。 なんだか忙しくなってきているので、自分の目で確認できなくてもわかるようにしていきたいです。 … 野菜のほうは試験的なものをいくつかやっていきます。 ニラは拡張しちゃいました。販売量を増やしていきます。 … 今年もよろしくお願いいたします。

Last area ready to harvest

今年は始まったばかりですが、圃場の一年はそろそろひと段落です。 この圃場の収穫が終われば、雨季まで一息つくことができます。それでも緑豆やニラなどまだありますが。 それとこれからの時期は暑くて暑くて大変な時期です、私にとっては…。こっちの人なら大丈夫なのかもしれません。 避暑にどこか行きたいなと思いつつ、家で家族と過ごすのかもしれません。 それでも圃場へ顔を出さないわけにはいきません。やっぱり心配なので。それと雨季の準備も始めなければいけません。 … あれ、ゆっくりできないのかも…。