Skip to main content

Posts

Showing posts from May, 2014

増やすことと減らすこと

農業は革新が大変困難な業種であります。 農業技術普及もなかなか広まりません。 … フィリピンでは、もしかしたらこの地域だけかもしれませんが、種もみを浸漬する前に種もみを日なたで乾燥させます。 そして、水に浸漬させます。 なんでかはわかりません。 聞くと、乾燥によってストレスを与えて発芽を促すらしい。と。 でも、乾燥させないのと比較したことがないそうです。 昔からのやり方でみんながやってるし、もし、違う方法で発芽しなかったらどうしようもないからだそうです。 確かにどうしようもありません。 … 同様に、土壌検査で何かしらの肥料分が多くても肥料を減らすことには大変勇気が要ります。もし減らして収量が減ったら大変なので。 逆に堆肥が良いから入れた方が良いと言っても、手間とコストを考えると増やすことにも億劫になります。 現在の形が何となくバランス良く成り立っているようです。 初心者は失敗がまだ少ないから無茶できますが、経験豊富な人たちは他の方法には入りにくいと思いました。 … ただ一方で、長期的に見ると土壌は悪くなっています。 なんとか持続可能な技術を見出さなければなりません。 … やっぱり、実物を見せて信じてもらわないといけません。 … 私はまだ、しばらく失敗できるので挑戦します。 周りに信じてもらえるような技術を確立するように日々修行。

イネ播種

今年も1年が始まりました。 イネ播種。 先週から種もみを準備し、 根が出てきています。 こんなやつ、ポクポクと言います。で荒起こしと代かきをします。 そして、種まき。 3週間後くらいには田植えをする予定です。 … 無事に収穫できますように。

局地的豪雨

あっちの方で雨が降っていました。遠くから雨が降っているのを見るのがおもしろいです。 どこもかしこも雨でなくてあそこだけ雨。中にいるとどれだけの範囲が雨の範囲なのかわかりません。 外から見ると、あぁ、あそこは雨だなとわかります。 … そして、こんなになりました。 風が強くなり、こっちへやってきます。 … やってきました。 … 雨なんて写真撮ってもあんまし凄さがわかりませんでした。 … 天候に左右される私たち。

空の下で

I'm preparing for rice seed bed. I'm working under like this blue sky. Also under the sun. We're living on the earth and under beautiful sky. Rainy season is coming little by little .

稲作準備

乾期2作目がまだ終わらないのですが、2014年雨期作の準備を始めています。 炭粉を育苗圃場に散布しました。なんだか、根の張りに良いらしいので。 来週には種まきを始めます。 来月、6/20には田植えをする予定にしています。

燃料費<人件費と燃料費>人件費

燃料高騰 農畜産物運べない トラック業界 悲鳴 日本もどんどん燃料費が高くなっています。 フィリピンでは、もともと高く、ディーゼルは近くのガソリンスタンドで43ペソくらいします。ガソリンは60ペソくらい。日本円でいうと、それぞれ約100円と約140円。 物価に比べて燃料費が極めて高いのです。 外に頼っているものはなんでも高いです。 車、機械、燃料、電気などなど。 国内産は食料くらい。 食料、人件費くらいしか安いものが見当たりません。 人件費さえも、単位効率(そんな言葉あるかは知りませんが、何となく)を考えると高いのかもしれません。 なので、農業はほぼ人力に頼っています。 稲作で必要な農業機械はポクポクと呼ばれる牽引用のトラクタみたいなもの。ディーゼルです。水牛さんが働くこともまだあります。 私の農場は地下水を引きますのでそれ用のエンジンとポンプ。ディーゼルです。 脱穀用の機械。ディーゼルです。 運搬用は再びポクポク。 精米機。ディーゼルから発電しています。 販売で車やバス、トラックを使います。 あと、ご飯を炊くためのガス。 日本と比べて機械への投資がほとんどありません。 燃料費と農業機械の管理コストを考えると人力の方が良いのです。 … 日本では、機械を使っても生産技術と適正な販売価格でなんとかやっています。そして、人が働くより機械が働く方が安いわけです。 … 燃料費がどこまで上がっても今の農産物価格で耐えられるのか。 他にいろいろな条件もありますが、どうなんでしょう。 … さらに、なんだか日本は労働者を受け入れることを緩和するような話が出ています。 そうすると、人件費が下がる可能性もあります。 ひょっとしたら、日本も今のフィリピンみたいに 燃料費>人件費 の時代がやってくるのかもしれません。 … 私は、日本へ攻めるチャンスです。 若者は体を鍛えましょう。

Rice field in Japan

Rice field in Japan. I was amazed so small rice seedlings planted. Their rice paddy surface is flat and their soil is fine. They are in line on rice paddy. … I try to make well-ordered farm.

歴史で太古から進歩しているのかという疑問

ふと考えてしまいました。 普通なら、ダーウィンが言いました。進化論。 でも、ヒトを見てなにが進化しましたか? いろいろな技術、知識の蓄積ができました。 医学のおかげで寿命が延びました。 いろいろな情報が行き交うようになりました。 でも、ヒトとしてなにが進化したのか。 疑問に思ってしまいました。 … 化学の世界にはエントロピー増大の法則があります。 エネルギーは低い方向へ進む法則。簡単に言えば。 熱いものを置いておけば冷めます。氷もほったらかしだと溶けます。 人で言うと、なにもしなければ怠けた方向へ進むこと。 これは、化学の世界で大きな法則です。 ひょっとしたら、化学の世界だけではなく、他の世界でもそうなのかと。 情熱がないと怠けます。必要性がないと怠けます。 エントロピーを低く維持すること、エネルギーを使って秩序を維持することが生命で、仕事だと思いました。 … 現在、なにもかもが便利になっています。それは人類が進歩しているからだと言えばそれで終いですが、ひょっとしたら人類としてエントロピーが増大しているのかもしれません。だんだん怠けの方向に進んでいる。 昔は全て人力。今は機械があります。力ということで言えば、昔の人たちより劣化しています。 技能においても劣化しています。技術を維持することは資本主義の世界には合っていないようです。 私たちが昔の人たちに勝っている部分は何なのか。疑問に思ってしまいます。 … 農業の世界にはF1というものがあります。雑種で雑種強勢。親よりも優勢であると。でもその次F2は劣化します。普通。 F1は実が大きくて、おいしくて、収量が多い。と言われます。実が大きいのは奇形と考えてしまうと優勢なのか疑問になってしまいます。 … エリートというのは本来、限られた空間に存在するもので、外界では生きていけないものと言う語源だと昔耳にしました。正しいかどうか別として、大まか合っている気がします。エリートは大企業にいて、先進国にいて。そんなイメージです。 そうすると、大昔から、生物は競争してエリートの位置を占める戦いをしていたのではないかと思いました。優秀な生物は良環境を占めてそこに住めない生物が次に良い場所に住んで。 そうすると、良環境から落ちていく生物が出てきます。 そうすると、現在、良環境に住ん

技能大国フィリピン

今、生長中のソルガムなのですが、 こんなことになってしまいました。 … 実がなくなっています。 … 鳥が食べたのでしょう。 鳥が、枝につかまっているのを見たので、きっとつっついたのでしょう。 なかなか技能のあるフィリピンの鳥たちです。 日本のスズメさんたちも同じことするのでしょうか? ソルガムは、試験中なのでちょっとくらい良いのかなと思っていますが、しばらくしたら鳥たちがイネに来そうでどうしましょう…。 鳥たちが盗りに来ました…。 … ちょっとくらい食べられても問題ないくらいな生産体系にしたいです。