Skip to main content

Posts

Showing posts from September, 2015

tapuyというおコメの発酵食

フィリピンにはたくさんの民族があり、それぞれ違った文化を持っています。 その中で北ルソンに住んでいる山岳民族はおコメの発酵食の作り方を持っています。 tapuyと言いますが、おコメに微生物を入れてアルコール発酵させて酒にしたり粕を食べたりします。 … おコメを生産している以上避けては通れない道なのです。 … ということで誕生日に試験的に仕込んでみました。 自分で栽培した現地米を使いました。 … 約10日で発酵して甘くなりました。 アルコールの甘い匂いもあり、うまく発酵しているようです。 もう少し我慢して甘さが減ってからまた試食する予定です。 … tapuyを作るのには神さまの助けが必要なのです。 神さまの仕事を邪魔しないように静かなところに置きます。フタを開ける時も驚かないように声をかけます。 … 日本酒までとはいかなくてもおいしいお酒を目指しています。 来月にはもち米と紫米の収穫があります。 それぞれ違った味になるとは思いますが、tapuy仕込みます。 … 年末に飲めるのを夢見ています。

縁あって紫米を栽培していました。

紫米。 収穫したのですが、どうしようと思いながら…。 アントシアニンが入っていて健康に良いらしいです。 籾を割ったらもち米風だったのでモチになるかもしれません。 少ししかなく、せっかくなので種にもしたいと思いつつ、でも他と混ざってしまっています。 売り先もまったく分からない。 量もない。 どうしよう…。 お酒にしようかな。 … 日本ではあまり生産されていません。 生産からみると他と分けるのがめんどくさいし、混ざるとすぐ分かり、ダメなのですね。 かといって買ってくれる人もそんなにいないし…。 だから高価なのだと思います。 何か良い使い方ないですかね…。 … 今日も大地を耕しています。 ↓↓同じ世界、仕事に生きている方々↓↓

稲の花はこういう花です。

日中晴れて、ぼちぼちに雨が降って有難いお天気です。 現地米が出穂して花が咲いています。 あと、2-3週間くらいで収穫かな。 稲の花って朝に咲くのですが、昼間、夕方になると閉じてしまいます。 朝の晴れが最高に良いようです。 受粉してすぐ閉じるので他の花粉とは混ざりにくいのです。 逆にトウモロコシは自分のおしべとめしべでは受粉しません。 花粉は風に乗って違う株のめしべと受粉するのです。 ですので周りに遺伝子組み換えトウモロコシがあると自分のところのトウモロコシと受粉してしまう可能性があります。 アメリカではそういったことで勝手に遺伝子組み換えトウモロコシの花粉が飛散してきたにもかかわらず、遺伝子組み換えトウモロコシを許可なしに栽培したとして農家が訴えられました。 GMO種子特許と農家を訴える資格に関し、モンサントを農家に勝たせた最高裁 知的財産権って行き過ぎると恐ろしいですね~。 … フィリピンには遺伝子組み換えトウモロコシが普及しています。 遺伝子組み換えナスもあるそうです。 ゴールデンライスという馬鹿な意図で作成された遺伝子組み換えイネもあるそうです。 遺伝子組み換え食物が良いのか悪いのかわかりません。大丈夫な話もやっぱり体に悪いという話も見ます。 わからないので怖いです。 だからできるだけ関わらないように食料生産していきます。 農薬や化学肥料を使っても少なくとも安全で家族、子どもに食べさせてもいいような食料生産をしています。 … 今日も大地を耕しています。 ↓↓同じ世界、仕事に生きている方々↓↓

生産事業と販売事業

先ほどアメリカで日本食を広めてきた人たちのドキュメンタリー映画を見させてもらいました。 やはり新しく創り上げる仕事は極めて困難な仕事なのだと改めて認識しました。 自分もはそこへ持っていかなければならない。 感じたことは、映画の内容がそうなのかもしれないのですが、料理人や貿易会社など、消費者に近い方々ばかりでした。 生産に関することはほんの一部話題に出るのみでした。 やはり売ってなんぼの世界が商売です。 作るのは売るためです。 ただ、売れないから作らない。という訳ではない気もします。 喜ばれるものを創る。 言い方が難しいのですが、売るために作るけど売るために創らない。みたいな感じがします。 ある人の話に出ましたが、お客さんが付けば商売は損しない、と。 … 一言一言が非常に勉強になりました。 あと10年後にあそこまで行けるのか。それ以上行けるのか。 生産事業に身を置いてどこまで行けるのか。 生産が一番大事だと信じているのですが、世の中はちょっと違うみたいです。 規模と影響力が大事です。 消費者に近いところが多いですね。 … 昔、物理で習いました。 重力は距離の2乗に反比例する。 遠距離恋愛が続かないのはそのためらしいです。 影響力も遠いと小さくなっていきます。 さらに元の力が小さいと尚更です。 … 日本人でフィリピンという異国の地で農業をしている身として、川下、フィリピンの消費者だけでなく、食に関する仕事をする方々を支えていきたいと改めて感じました。 やっぱりおいしいものを食べたいです。 … ただ食べるだけなら動物の餌と同じです。ただ食べるだけでなく、どう発展させるか。何を創り出すか、それか食文化です。 そこを創り出していきたい。

マニラのタクシーにやられました。

マニラでタクシーに乗りました。 最初から嫌だったのですが渋滞だからメーター+50ペソくれと言われました。 何気なくメーターを見ていました。 Timeの秒数がかなり早いのです。 しかも早さが一定ではないのです。 タクシーの料金は停まっている時間と走った距離から決まります。 このタクシーの時間は早いのです。 一般に運動が速ければ速いほど遅いものに比べて時間は遅くなります。 このタクシーは外の環境に比べて動きが極めて遅いようです。 そんなに渋滞もなく目的地に到着しました。それでも50ペソ払えと言います。 さらにお釣りが無いのでどっかに行きました。 このメーター変なので見ていました。 右に付いている南京錠みたいなやつ。 これが切れてなかったらメーターをいじってない印らしいです。 ぱっと見大丈夫そうなのです。 が 南京錠の裏に繋がっているはずのワイヤーが切れていました。 やっぱり… だからマニラは嫌なのです。 騙し合い。 そんな生き方嫌いです。 マニラのタクシーは要注意です。全部が全部ではないですが。 嫌な気分にさせてくれます。