うちで稲を見ている人がカラバオを持っている。それを使って仕事をしているのですが、けっこう大変だなと思っています。
仕事がある時はカラバオからの収入があります。
畑を耕したり、収穫したモミを運んだり。
特にイネなんかでは水田というぬかるみを四本足で重いものを引いて、力強く歩いていきます。
機械ではぬかるみにはまって進めないこともあります。
機械化に飲まれてなくなってしまう職業なのでしょうか。
のんびりしていますが、あの角とかかっこいいし、できれば残したい奴らです。
そんな彼らは日ごろ何しているのでしょう。
仕事がない時はご飯を食べているわけです。
仕事がなくてもご飯を食べないといけません。生きているのですから。
カラバオは牛なのでもちろん、草を食べます。
飼っている人が毎日毎日草を刈ってやっています。
毎日大変だなと思いながら見ています。好きじゃなきゃできないな。
いろいろつっこみどころはありますが。
鎌で刈っています。
私は草刈機を持っているし、彼も使えるのですが、しません。
カラバオが食べない草も入ってしまうからだそうです。
彼は数頭カラバオを持っています。毎日少しずつ草を刈ってくれます。
いっぺんに圃場全部の草を刈ってほしいと思っています。
ある時、聞きました。
稲の収穫後の稲わらとか乾草を食べさせたら楽なのに。と。
彼は答えました。
カラバオは乾草を食べないから。
…
え、そうなんすか?
稲の収穫後、稲わら取っている人いるじゃないですか。
彼らは、牛にやるから。
???
牛とカラバオはいっしょじゃないんですか?
Gerona(同じ州の町)のカラバオは乾草を食べるんだ。
????????
同じカラバオで地域によって食べるものが違うのか?
あっちに人間もこっちの人間も同じものを食べるやん!
こっちにのカラバオは食べないし、食べさせても良くないんだ。
あ、そうすか。
…
きっと、食べられないわけではないと思います。
食べ慣れていないのもあると思いますが、こっちの人間の乾草のやり方が悪いんだと思います。
そもそも、乾草だからそんなに食べなくてもおなかが膨れると思います。
青草だとほとんどが水分なのでたくさん食べてもおなかが膨れないはずです。
生野菜を食べているようなものだと思います。
何よりも乾草を食べてもらえると毎日に少し余裕ができるはずです。エサを保存できるのですから。
そうすると、他の仕事に時間が回せます。結果、毎日のランニングコストが他から回せてカラバオの仕事が安くなるんじゃないかと期待しています。
それもありますが、カラバオの仕事を絶やせさせたくないのです。
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