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Condolence

昨日のメールでばあちゃん死んだって。母から来た。

・・・

それによると、こっちが忙しいからそっちで冥福を祈ってくださいと。

・・・そうですか・・・

で、教会に行って祈った。

でも、ばあちゃんの詳しいことをほとんど知らなかった。

何歳?

好きな食べ物は?

好きなことは?

誕生日は?

とかとか・・・

記憶にあることは、

ばあちゃんの実家、鳥取に小さいとき夏に遊びに行ったこと。

海行って泳いで、スイカ食べて、夜花火して、星をじいちゃんと見た。

その時に見た星が大きくて感動した。

ばあちゃんは麹漬けを作って送ってくれた。

梅干を作って送ってくれた。

カレーを作って送ってくれた。

カレイの干したのを送ってくれた。

正月みんな親戚集まって餅つきをした。機械やけれど。

おせち料理も作ってくれた。

・・・

で、家に電話したら、葬式場の都合で25日が通夜で26日が葬式。

間に合う・・・

でも、こっちにいる横森さんはどうすんの?彼は自分で後悔ないように決めなさいって。

仕事どうすんの?研修生のとほかいろいろ、いろいろ。めっちゃたくさん。

・・・

父も来なくて良いよって言うし、行ったところでなにができるかわからんけれど。

で、帰るのやめた。

・・・

将来どういう気持ちになるかは分からんけれど、

このプロジェクト始まってちょいした時くらいから思った。

ここにいたら絶対仕事で何か、それも多くのことが、犠牲になるな。と。

その時がやってきた。

覚悟してたけれど、その時が本当に来たら、悩む。良かったのか悪かったのか。

・・・

この間、8月に帰ったとき、父の姉ちゃんが言ってた。

父は末っ子で長男で、一人男。で、その人の長男で、ばあちゃんはめっちゃ喜んでたらしい。

父は絶対そんなことない。ほかの孫たちのほうが喜んでた。

って言ってたけれど、その姉ちゃんは、それは違うと。

どっちがほんとうかは、知らんし、どっちでもいいけれど、どっちにしても、

自分のことを気にかけてくれてて、愛してくれてたんかなと思うと、

それと、自分がばあちゃんのことをぜんぜん知らんことに悲しくなった。

・・・

ばあちゃん。ばいばい。ずっと気にかけてくれてて、ありがとう。

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