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弁当肥という技術

台風通過中で季節外れの大雨です。

今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。

肥料なのか水なのか。

肥料は少なく1回多めに散布しました。
総量は同じですが、1回の量は減らしています。
イネがほしいときに少なかったのかもしれません。
ただ、丈は良いのです。

灌水もできる限りしました。

しかしながら、穂の数が少ないのです。

有効分げつが少ないという言い方をします。

なぜなのか。

調べてみると肥料が少ないとのことでした。

その中で
”弁当肥”
という言葉がありました。

何という意味なのか。

田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。
それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。
田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。

そう言われるとフィリピンでもそれをしています。
忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。

最初、やる理由がわからなかったのです。
田植えしたら早く元気になると言われました。

体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。
ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。

ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。

なかなか思ったようにはいきません。
皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。

農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。



調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。
準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。

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もち米などの収穫

今年の雨季作、最後の収穫終えました。
最後はもち米でした。
もち米は、一般のイネに比べて収穫までの期間が長いのです。そして、丈も大きくなります。
今回のもち米は150㎝くらいになりました。
これらのことから倒伏の危険性が随分高くなります。

今回は半分以上倒伏しましたが、ある程度の収穫はできました。
一部、完全に水に浸かった場所があり、そこは後日手刈りをしなければいけないのですが、昨日雨が降らず、本日も小雨で切り抜けられたので、またまたお天気に恵まれました。ラッキーですね。

明日からモミの乾燥をします。
毎作、天候など栽培条件が違うので全く同じものが生産できるということはないので、実際食べてみない事には正確なことは言えませんが、このもち米は美味いです。
一般にスーパーなどで売られているもち米よりも粒が大きくてモチモチ度が満点です。

おはぎや赤飯、お餅などいろいろ作れてしまうので面白いおコメです。
ご注文等あればご連絡ください。



ちなみにタイトルがもち米”など”…としました。
私はもち米しか収穫しませんでしたが、子どもたちはいろいろなものを獲っていました。


その一部です。
ネズミ。
そのほかにも鳥(名前を知らないのですが、あんまり遠くまで飛ばない鳥で30㎝くらい。)
やカエルを獲っていました。
毎回、よく見る光景ですが、今回は豊作のような気がします。


大人も混じって俊敏に走り回る光景は最高におもしろいです。
いつものんびりの彼らがこの時ばかりは全力疾走します。しかもぬかるんだ水田で。
子どもの身体能力はすごいです。日本の子どもでは収穫物は0でしょう。
こうやって子どもの時から足腰を鍛えないといけないですね。

熱帯での日本米生産が難しい訳

過去に何度か縁があって日本米の生産をトライしたことがあります。

なかなか思ったようにはいかないのが実際です。

田植え後、2週間もすると出穂が始まる株があります。
分げつが非常に少ない。
大きくならない。

結果、単位面積当たりの収量が非常に少なくなり、利益が出ず、続けられなくなってしまいました。

原因として、

出穂までの積算温度。
出穂に関係する日長。

が大きな要因となっています。



積算温度が関係するならば、暑くないときに作付する。
というか、この地域ではしない。
日長が問題ならばどうしようもありません。蛍光灯をつければ良いのですが、それだけの投資に見合う商売では決してありません。



ここからもしこの地域で栽培するならばどうすれば良いのか。

穂ができるまでに大きくさせる方法を考えなくてはなりません。
肥料なのか水なのか。
もしくは、品種の選定が必要でしょう。
日本以外の国で栽培されている日本米は面白いと思います。



困難な場所でそこまでして日本米を生産する意味はないのかもしれません。やはり適地適作ですが、ちょっとした遊びで続けて思ったように生産してみたいものです。

お餅を食べたいが為にモチ米栽培しています。

以前、フィリピン人から譲り受けたモチ米の種子。
名前も知らない品種です。
今作で4代目かな。毎年栽培しています。
儲かるからというわけではありません。
このモチ米、モミが非常に大きいのです。おコメにしても大きく丸い品種なのです。
さらに、お餅を作れる素晴らしいおコメです。
自分がお餅をフィリピンで食べたいが為に栽培しているのです。

今作は1ha。同じ時期に田植えをした普通のおコメより3週間くらい遅い10月下旬の収穫になりそうです。
収穫後、試食のための餅つきをして、12月に鏡餅など作る予定です。

1ha分、全部お餅にして販売したいのは山々ですが、どこにそんなマーケットがあるのやら…。