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日本とフィリピン寿命を比べてみた

いつも日本とフィリピンとなりますが…。

国の平均寿命順リスト

日本の平均寿命は83歳

フィリピンは69歳

14歳違うわけであります。

平均寿命はただの統計上の数字なので今の人たちがその年になるまで生きられる可能性が高いというわけではありませんが。

食生活も医療も全然違う国なのです。

平均寿命の他に健康寿命というものがあります。

健康寿命

"平均寿命から介護や病気で寝たきりの期間(自立した生活ができない期間)を引いたものが健康寿命になる。"

日本では約10歳平均寿命から下がります。10年間は入院、寝たきりをするようです。

フィリピンの場合、富裕層はまだ未確認ですが、普通層はぎりぎりまで病院に行かないのです。お年寄りは、病気で病院に行けば亡くなる可能性は非常に高いのです。そこから、勝手に健康寿命を推定すると平均寿命マイナス1歳くらいです。

健康寿命という点で見ると

日本は、83-10=73歳

フィリピンは、69-1=68歳

その差は5歳に縮まりました。

赤ちゃん、子どもの死亡率の比較です。

新生児・乳児死亡率、国別順位 - WHO世界保健統計2013年版

新生児は、生後約1ヶ月未満の赤ん坊。死亡率は

日本は1000人中1人

フィリピンは1000人中12人

乳児は、生後約1年未満の赤ん坊。死亡率は

日本は1000人中2人

フィリピンは1000人中20人

その後の子どもの死亡率は統計が見当たらないので比較はできませんが、フィリピンの方が多いはずです。

そうすると、日本とフィリピンの平均寿命の差がさらに縮まることが推察できます。

健康で長生きするために日本は食生活改善、運動することを推進したり、いろいろなことをしていますが、それを行なっていないフィリピンとの差はわずかなのです。

きっと、日本は運動不足なのでしょう。

きっと、食生活は大きく問題ないのでしょう。

きっと、一番大きな要因はストレスなのでしょう。

何のために生きているのか考えさせられます。

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