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農業には自然という大きなリスクがあります。


ここ、ルソン島の真ん中は台風が過ぎ去りました。
まだ北ルソン島は台風の影響が大きいです。
被害が大きくならないことだけを祈っています。

北ルソンは山岳地域が主なので土砂崩れの危険性が大きいですが、ここは平地なので土砂崩れの心配はありません。

ただ、川の氾濫など洪水が起こります。



近くの圃場ですが、台風のあと完全に水につかってしまいます。
もし、収穫直前の圃場なら稲が完全に倒れ、収穫できないこともありえます。
そうすると、栽培にかけたコストが返ってこなくなることもあります。

日本なら次期作への貯蓄がありますし、JAなどに保険などかけられます。政府の補償もあるかもしれません。
そもそも、こんなことになるくらいにインフラが整っていないわけがありません。
気候も違いますし、インフラも違う、災害が起こる頻度も違います。

フィリピンではそういうわけにはいきません。頻繁に来る台風や災害もありますが、貯蓄がないのです。農家ではそこまで余裕がありません。一度収穫がなければ次に作付できない農家もいます。
しないわけにはいかないので借金をして作付するわけですが、借金返済のための作付になってしまいます。

自然という大きなリスクを抱えながら毎作行なっているわけです。

どうリスクを小さくして続けていけるか。一番重要なことなのです。

消費者には目に見えにくいリスクなのですが、そこがコストに入って持続可能な農業経営にしなければいけません。




今日も大地を耕しています。

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