Skip to main content

モミ乾燥中なのですが…弱った


現在モミの乾燥をしています。
昨日に脱穀を済ませました。

今期の日本米は非常に出来が悪かった…。

思った以上に収量が少なかったのです。

弱りました。

しかも、脱穀直前に大雨が降ってしまいました。
濡れ手に粟というくらいに穀物は濡れてしまうと引っ付いてしまうのです。

そして、濡れたままにしておくと発酵して発芽してしまいます。

本日はそれを防ぐために乾燥させます。

お天気を見ながらですが、なんとか保存できるくらいまでに乾燥させたいです。


今期の問題点として登熟が非常に悪かったことです。
前作に比べて籾が軽いのです。
さらに一穂粒数が50-70と少ないです。

肥料のタイミングと灌水のタイミングかもしれません。

これを分析して次作につなげればなりません。


落胆と商売としての問題で収穫の喜びがありません。

昔からいつも豊作で喜べるわけではないのでこれも長い目で見て一つなのかもしれませんが、落胆します。

だから、お祭りや祈祷、神さまへの感謝が文化に根付いているのだと改めて認識しました。

こういった事情ですので、今年の日本米販売は数量限定で行います。
また、最高の品質ではございませんのでご了承ください。

弱った…



今日も大地を耕しています。

↓↓同じ世界、分野に生きている方々です↓↓

にほんブログ村 企業ブログ 農業へにほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ

Comments

Popular posts from this blog

Seed of...

Pine tree. Very big. I've never seen there big pine tree seed. You can eat it... Maybe

弁当肥という技術

台風通過中で季節外れの大雨です。 今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。 肥料なのか水なのか。 肥料は少なく1回多めに散布しました。 総量は同じですが、1回の量は減らしています。 イネがほしいときに少なかったのかもしれません。 ただ、丈は良いのです。 灌水もできる限りしました。 しかしながら、穂の数が少ないのです。 有効分げつが少ないという言い方をします。 なぜなのか。 調べてみると肥料が少ないとのことでした。 その中で ”弁当肥” という言葉がありました。 何という意味なのか。 田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。 それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。 田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。 そう言われるとフィリピンでもそれをしています。 忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。 最初、やる理由がわからなかったのです。 田植えしたら早く元気になると言われました。 体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。 ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。 ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。 なかなか思ったようにはいきません。 皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。 農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。 … 調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。 準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。

Verlorenen