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家族を営んでいくことについて

現在、私は単身赴任で農業を営んでおります。
決め事として基本的に一週間に一回は家に帰るということにしています。

農業は毎日見ないといけない仕事ですが、私は家も見ないといけないので何とかできるようにしています。

家の近くで農業経営ができればもっと良いのですが…。



そこで家族について考えています。
なんだか、大きい家族の方が何事に対しても良い気がしています。
自分たち、親、親戚みんなで助け合って生活していくことが家計が合理化できるのだと思います。



日本は高度経済成長後、核家族化が進みました。
若い人たちは都会へ働きに行き、親と子が離れていきました。

それが現在、社会福祉やいろいろな方面で問題が出てきています。

核家族化、小さな家族が果たして良かったのか。
疑問です。

その傾向がフィリピンにも出てくると思います。



大きい家族だと一人当たりの生活コストが小さくなります。
家賃、電気代などは確実に一人当たりが小さくなります。
食費に関しても小さくなります。

小さい家族が2つあると単純に2倍になる計算ですが、それらがまとまって1つになると2倍にはなりません。それより低くなります。



さらに、助け合うことが広くなります。家事、外での仕事など多方面で協力して仕事ができる可能性があります。逆にばらばらの仕事をしていてもリスクに対応可能となります。



まさに現在のフィリピンのようなスタイルです。
兄弟姉妹も助け合っています。
小さいときは弟、妹の面倒を見て、大きくなっても助け合っています。



これからは、血のつながった家族だけではなく、同じ地域、同じ価値観の持った人たちの集まりのコミュニティという形でお互い助け合う社会を創っていかなくてはいけないと思います。



私は親許離れて生活をしています。
そう頻繁に会えるものではありません。
親も徐々に老いています。
もし私が老いて子たちが外へ行ってしまうと寂しいと感じるでしょう。孫の顔も見たいと思うでしょう。
たぶん、それをできることが幸せの一つになっていると思います。
そのことを私が親に対してどうすればできるのか。

身近な人たちを幸せにしたいです。



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↓↓名も知らない多くの方々が同じ農業を営んでいます。↓↓

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台風通過中で季節外れの大雨です。 今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。 肥料なのか水なのか。 肥料は少なく1回多めに散布しました。 総量は同じですが、1回の量は減らしています。 イネがほしいときに少なかったのかもしれません。 ただ、丈は良いのです。 灌水もできる限りしました。 しかしながら、穂の数が少ないのです。 有効分げつが少ないという言い方をします。 なぜなのか。 調べてみると肥料が少ないとのことでした。 その中で ”弁当肥” という言葉がありました。 何という意味なのか。 田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。 それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。 田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。 そう言われるとフィリピンでもそれをしています。 忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。 最初、やる理由がわからなかったのです。 田植えしたら早く元気になると言われました。 体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。 ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。 ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。 なかなか思ったようにはいきません。 皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。 農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。 … 調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。 準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。

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