Skip to main content

恥という意識について

フィリピンで生活しているといろいろ考えられないことを経験できます。そして、日本の素晴らしさ(全てではないですが)を目の当たりにします。

最近、気にかかることしか
子どもたちにハポン(日本人)と言われること。
挨拶がペラ(金)と言われること。

日本ではなかなか言われません。
私が日本人だからですが、外国人に対してもそうは呼びません。
どうしてそう呼ばれるのか。
親がそう呼ぶからです。
フィリピンは貧富の差が激しく私が接しているのは小学校までしか行けないような人たちが多いのです。
悪い人たちではないですが、やはり教育が足らないように思います。
2番目の金と言われるのも親の影響だとは思いますが、教育なのかなと思ってしまいます。
日本ではどうかなと想像するのですが、恥ずかしくて言えない。と思いました。

恥というものが足らないのではないかと思います。
身なりが悪くて恥ずかしいというのはよくあります。
でも、そこまでです。内面に対して、目に見えない事柄に対して、恥はなさそうです。
以前、読んだのですが、知識、勉強というのは目に見えない事柄を認識できるようになる。というものでした。
私の周りのフィリピンにはそれが欠けているように思えます。
フィリピンは経済発展中で日本からも今までにないくらいに企業が来ています。

しかし、私には見せかけの発展なのかなと見えてしまいます。

上流階級は発展していますが、私の周りは変わらずです。
やはり教育なのかなと思ってしまいます。

ヤサイを育てるのは3ヶ月。
コメを育てるのは6ヶ月。
果樹を育てるのは10年。
ヒトを育てるのは一生。

本質はすぐには変わらないようです。

Comments

Popular posts from this blog

弁当肥という技術

台風通過中で季節外れの大雨です。 今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。 肥料なのか水なのか。 肥料は少なく1回多めに散布しました。 総量は同じですが、1回の量は減らしています。 イネがほしいときに少なかったのかもしれません。 ただ、丈は良いのです。 灌水もできる限りしました。 しかしながら、穂の数が少ないのです。 有効分げつが少ないという言い方をします。 なぜなのか。 調べてみると肥料が少ないとのことでした。 その中で ”弁当肥” という言葉がありました。 何という意味なのか。 田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。 それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。 田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。 そう言われるとフィリピンでもそれをしています。 忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。 最初、やる理由がわからなかったのです。 田植えしたら早く元気になると言われました。 体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。 ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。 ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。 なかなか思ったようにはいきません。 皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。 農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。 … 調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。 準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。

今年の挑戦 (1) トマト

今年の挑戦の一つはトマト生産です。 日本のような施設園芸には到底かないませんが、フィリピンにあるローカルの品種よりもちょっと品質の良いトマトを生産する計画にしています。 フィリピンのトマトの品種はいろいろありますが、一般的なものは皮が厚くて甘くありません。それよりも、まずちょっと良い品種でおいしいトマトを良い収量で作るのが今年の目標です。 今までいろいろな甘い品種のトマトを試してきましたが、ほとんどのものは途中でウイルスにやられてしまいました。大きくて甘いトマトはなかなか難しいのです。 今回の品種は最初、ウイルスにかかったものは少なかったのですが、だんだん増えてきています。一般的に虫や樹液(野菜でも樹液というのかどうか知りませんが)を介して伝播します。 トマトに限らず、初めて栽培したものに関してはそんなに害虫がつきません。それもあって良かったのかもしれません。 2作3作続けていくと熱帯の高温で繁殖しやすい虫はどんどん住処を移動して増えていきます。日本では冬があるので一度、虫の繁殖がリセットされますが、フィリピンではそうはいきません。年がら年中虫は繁殖し放題です。それをどうコントロールしていくか。トマトに限らず、農業全般的に課題です。 … 生産技術はまだまだ低いですが、良くしていきます。

Rice 2013

Thank you so much for tasting our rice. We sold out all harvest 2013. Rice, this season will be available on March. We will have Japonica variety and local variety. Please taste our rice again :)