Skip to main content

有機栽培がなぜ良い?その価値知ってますか?

有機栽培がなぜ良い?化学肥料栽培の『超危険な野菜』を発表!: 新発見。BLOG:

有機農業はいつも善なわけです。消費者にとって。
生産者にとって大変なことなのです。
消費者はやっている人たちのことをあたかも誰もができるようなことを言います。

はっきり言って有機農業をして生計を立てている人はすごい人たちなのです。

まず、農薬、化学肥料を減らすことに普通の農家は抵抗があります。
収量が減るんじゃないか。病虫害が出て売れないんじゃないか。

小さい野菜や虫食い、病気の野菜を嫌がる消費者はたくさんいます。

何よりも有機農業をいう手間とリスクを消費者が支払ってくれないことです。
普通の農産物の5倍か10倍払ってくれるなら有機農産物は普及します。
でも、出して2-3倍です。

特にフィリピンは冬がないので害虫がどんどん増えます。
暑い地域だとちょっと水があるとどんどん雑草が増えます。
雨の多い地域だと病気にすぐなります。

そんな大変な環境でリスクの高い農業ができるか。というとなかなか難しいわけです。



記事にある亜硝酸塩。
葉っぱの中で分解します。太陽光線を受けて。
ですので露地のほうれん草はハウス栽培に比べて安全です。

なぜ、ハウス栽培するか。
消費者が年中ほしいからです。旬のもののみ食べていたら必要ないわけです。

有機肥料でも植物が吸収する形は硝酸塩です。

亜硝酸塩はソーセージなど肉の加工品にはたっぷり入っています。



現在の食べ物や流通は消費者がほしいからそうなったわけです。
品種にしても年中供給にしてもきれいな大きな野菜があるのも多くの消費者の基準なのです。



有機農業も完全に安全ではありません。
有機物を使うわけですから人にとっての病原菌が付きます。
昔の日本では人糞を肥やしとして使っていました。
人の腸内に住む回虫など人の体と畑を循環していたそうです。

有機肥料にしても原料から見ないと重金属など濃縮されて畑にやってきます。



私たちの体は野菜だけではできていません。

野菜、肉、そのほか食べ物。
水。
空気。

大切なものがいっぱいあります。
それらすべてが安全ですか?
日本では水道水は危険です。塩素が入っています。
歯磨き粉にもたっぷり変なものが入っています。

空気はきれいですか?



それでも、私は有機農業に憧れるわけです。
事業が安定すると進んでいきたい分野です。

前払いで消費者が生産リスクをある程度負ってくれるならすぐにでもします。

Comments

Popular posts from this blog

弁当肥という技術

台風通過中で季節外れの大雨です。 今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。 肥料なのか水なのか。 肥料は少なく1回多めに散布しました。 総量は同じですが、1回の量は減らしています。 イネがほしいときに少なかったのかもしれません。 ただ、丈は良いのです。 灌水もできる限りしました。 しかしながら、穂の数が少ないのです。 有効分げつが少ないという言い方をします。 なぜなのか。 調べてみると肥料が少ないとのことでした。 その中で ”弁当肥” という言葉がありました。 何という意味なのか。 田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。 それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。 田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。 そう言われるとフィリピンでもそれをしています。 忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。 最初、やる理由がわからなかったのです。 田植えしたら早く元気になると言われました。 体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。 ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。 ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。 なかなか思ったようにはいきません。 皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。 農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。 … 調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。 準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。

Seed of...

Pine tree. Very big. I've never seen there big pine tree seed. You can eat it... Maybe

恥という意識について

フィリピンで生活しているといろいろ考えられないことを経験できます。そして、日本の素晴らしさ(全てではないですが)を目の当たりにします。 … 最近、気にかかることしか 子どもたちにハポン(日本人)と言われること。 挨拶がペラ(金)と言われること。 … 日本ではなかなか言われません。 私が日本人だからですが、外国人に対してもそうは呼びません。 どうしてそう呼ばれるのか。 親がそう呼ぶからです。 フィリピンは貧富の差が激しく私が接しているのは小学校までしか行けないような人たちが多いのです。 悪い人たちではないですが、やはり教育が足らないように思います。 2番目の金と言われるのも親の影響だとは思いますが、教育なのかなと思ってしまいます。 日本ではどうかなと想像するのですが、恥ずかしくて言えない。と思いました。 … 恥というものが足らないのではないかと思います。 身なりが悪くて恥ずかしいというのはよくあります。 でも、そこまでです。内面に対して、目に見えない事柄に対して、恥はなさそうです。 以前、読んだのですが、知識、勉強というのは目に見えない事柄を認識できるようになる。というものでした。 私の周りのフィリピンにはそれが欠けているように思えます。 フィリピンは経済発展中で日本からも今までにないくらいに企業が来ています。 しかし、私には見せかけの発展なのかなと見えてしまいます。 上流階級は発展していますが、私の周りは変わらずです。 やはり教育なのかなと思ってしまいます。 … ヤサイを育てるのは3ヶ月。 コメを育てるのは6ヶ月。 果樹を育てるのは10年。 ヒトを育てるのは一生。 本質はすぐには変わらないようです。