Skip to main content

Posts

大晦日

今年もあと数時間となりました。 今年も稲作をしました。 今年の1月は先が真っ暗だったのがなんだか希望が見えてきたように感じています。 来年はそれが少し形になるようにしていきます。 そして、子ができたことで生活が変わりました。 仕事もさらに頑張るようになりました。 家に帰りたいから予定を組んで遂行するようにしました。 子どもが大きくなっていきやすい世の中にしたいと思うようになりました。 現代は住みにくい社会なのかもしれません。 経済活動にすべてが支配されて創造する仕事が制限されています。 もっと創造に対して自由な世界が私は大好きです。 そんな世の中にできるように私ができることをしていきたいです。 今年もたくさんのお力添え有難うございました。 良いお年をお迎えください。

体重計とはかり

家に体重計が必要となりました。 仕事柄、秤をよく使うので秤と兼用で良いのかなと思い、どう違うのか考えました。 少しは調べてもなかなか出てこないので。 まず価格が違います。 フィリピンですが。 5倍くらい違います。 秤のほうが高いのです。 最大積載量と最小メモリはほとんど同じです。 ということは品質の差なのかもしれません。 確かに体重計はちゃちいのです。 たまにしか体重は測らないからなのかもしれません。 体重計は薄いので家に置いてもコンパクトです。 さらに自分で目盛りが見られます。 ただ、海外旅行によく行く人はわかるのですが、荷物を重さを測るのが大変なのです。 特に大きな荷物は。 体重計に乗せると目盛りが見えないのです。 自分で持って測ってそこから自分の体重を引く必要があります。 秤はどうなのでしょうか。 乗せる部分が広いので乗せやすい。 体重も乗れば測れます。 ただ、一人では目盛りは見られません。 秤のほうがなんだか丈夫そうでもあります。 … やはりどちらも一長一短です。 使い方によります。 私はおコメを測りたい時があるので秤のほうがほしいのです。 ただ、値段が高い…。 しばらく考えます。

有機栽培がなぜ良い?その価値知ってますか?

有機栽培がなぜ良い?化学肥料栽培の『超危険な野菜』を発表!: 新発見。BLOG : 有機農業はいつも善なわけです。消費者にとって。 生産者にとって大変なことなのです。 消費者はやっている人たちのことをあたかも誰もができるようなことを言います。 はっきり言って有機農業をして生計を立てている人はすごい人たちなのです。 まず、農薬、化学肥料を減らすことに普通の農家は抵抗があります。 収量が減るんじゃないか。病虫害が出て売れないんじゃないか。 小さい野菜や虫食い、病気の野菜を嫌がる消費者はたくさんいます。 何よりも有機農業をいう手間とリスクを消費者が支払ってくれないことです。 普通の農産物の5倍か10倍払ってくれるなら有機農産物は普及します。 でも、出して2-3倍です。 特にフィリピンは冬がないので害虫がどんどん増えます。 暑い地域だとちょっと水があるとどんどん雑草が増えます。 雨の多い地域だと病気にすぐなります。 そんな大変な環境でリスクの高い農業ができるか。というとなかなか難しいわけです。 … 記事にある亜硝酸塩。 葉っぱの中で分解します。太陽光線を受けて。 ですので露地のほうれん草はハウス栽培に比べて安全です。 なぜ、ハウス栽培するか。 消費者が年中ほしいからです。旬のもののみ食べていたら必要ないわけです。 有機肥料でも植物が吸収する形は硝酸塩です。 亜硝酸塩はソーセージなど肉の加工品にはたっぷり入っています。 … 現在の食べ物や流通は消費者がほしいからそうなったわけです。 品種にしても年中供給にしてもきれいな大きな野菜があるのも多くの消費者の基準なのです。 … 有機農業も完全に安全ではありません。 有機物を使うわけですから人にとっての病原菌が付きます。 昔の日本では人糞を肥やしとして使っていました。 人の腸内に住む回虫など人の体と畑を循環していたそうです。 有機肥料にしても原料から見ないと重金属など濃縮されて畑にやってきます。 … 私たちの体は野菜だけではできていません。 野菜、肉、そのほか食べ物。 水。 空気。 大切なものがいっぱいあります。 それらすべてが安全ですか? 日本では水道水は危険です。塩素が入っています。 歯磨き粉にもたっぷり変なも...

季節外れの種まき

新しく、土地が借りれたのでイネの播種をしました。 季節外れなのですが、試験的に。 なぜかというと香りがあるイネの品種の話を聞いたからです。 今までは柔らかくて冷めても硬くならない品種を栽培していました。 あるお客さんから柔らかくて良いけれど香りがないという意見を聞きました。 そこで、調べていると、香り高い品種があると聞きました。 日本でもブレンド米が普及していてそういう混ぜる専門家もいるみたいです。 以前は私は混ざっているとあんまし良くないイメージがありましたが、きちんと 混ぜることで安定した品質を提供できればおいしくなって良いんじゃな いかと 思うようになりました。 フィリピンではよく安いフィリピン米にもち米を混ぜるということがあります。 マーケットではもち米ではないにしろ安いコメとちょっといいコメを混ぜて売っ ていることがあります。 ただ、品質は安定していません。良いときと悪いときがあります。 … まだまだ捕らぬ狸の皮算用ですが、おいしいおコメを提供できるように考えてい ます。

フィリピンの物乞いから考える喜捨

フィリピンは日本と違って国民の貧富の差が激しい国です。 マニラなど大都会はどんどん経済発展していますが、田舎の方は違います。ゆっくりゆっくり時間が進んでいます。 田舎部では物価が比べて安いので現金収入が小さくても何とか生きていけます。 しかし、現金がなく、大都会に住む人たちはどうしようもありません。 現金がなければ生活できないからです。 それで、物乞いをするしかない人たちが出てくるわけです。 そんな物乞いを商売にする悪い人たちもいますが、大都会には物乞いがたくさんいます。 ある時、知人に話を聞きました。 若いカップルに物乞いが来て男性の方がお金をやったそうです。 知人曰く、彼女の前でかっこいいところを見せたかった。からだそうです。 フィリピンではよくある思考回路です。 かっこよく見せたい。 目立ちたい。 他人から良いと思われたい。 けっこう自分が大好きで認められたいわけです。 動機はどうにしても寄付の気持ちが大きいのです。 日本ではどうなのか。 まずみすぼらしい人には寄付はしません。というか警察が来てしまうかもしれません。 物騒な社会です。 思いました。 喜捨に似ていると。 仏教の中では喜捨って修行の一つみたいです。 フィリピンではあるもの、どんなものでも寄付しています。 日本だとお金でしかも額も考えてしまいます。見栄なのかもしれません。 キリスト教の教えかもしれないですが、仏教にも通じるところがあると思いました。 … 私自身どうなのか考えました。 あげたくない気持ちがいっぱいあります。 狭い道路にいるとなぜこんなところにいるのか邪魔に思ってしまいます。 私はまだまだ未熟なので修行が必要です。 … フィリピンの下手くそなキャロリングも記者という修行の一部かもしれません。

不法侵入者

フィリピンの圃場にはいろいろな動物がやってきます。 彼らも食べるためにやってくるのです。 日本でも山から動物たちが食べものを探しに畑に侵入します。 被害が大きいところは畑の周りに柵をします。 それもいつかは破られます。そして新たな作戦を練るわけです。 … ブラジルのダイス圃場にはダチョウがいるらしいです。彼らはダイスを食べるわけですが、人さまは放ったらかしです。 あまりに広大なのでダチョウが食べる分は収穫から比べて微々たる量だからだそうです。 … 考え方それぞれですね。 … 私のイネは水牛に食べられています。 隣の畑にくくってあるのにひもが長すぎてこっちまで来られるのです。 明らかに人災なのです。 誰のかわからないらしいのですが、持ち主は、そこまで考えが及ばないらしいです。 きっと悪気があるわけではないとは思います。 … フィリピンでは考えられないことがよく起こります。 逆に日本ではどうして怒らないのか考えてしまいます。 それくらい日本は全てにおいて整っているのだと思います。 なぜなのか。 人を含む動物の不法侵入及び窃盗があまりないのは日本の野性度が減っているからなのかもしれません。

弁当肥という技術

台風通過中で季節外れの大雨です。 今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。 肥料なのか水なのか。 肥料は少なく1回多めに散布しました。 総量は同じですが、1回の量は減らしています。 イネがほしいときに少なかったのかもしれません。 ただ、丈は良いのです。 灌水もできる限りしました。 しかしながら、穂の数が少ないのです。 有効分げつが少ないという言い方をします。 なぜなのか。 調べてみると肥料が少ないとのことでした。 その中で ”弁当肥” という言葉がありました。 何という意味なのか。 田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。 それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。 田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。 そう言われるとフィリピンでもそれをしています。 忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。 最初、やる理由がわからなかったのです。 田植えしたら早く元気になると言われました。 体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。 ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。 ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。 なかなか思ったようにはいきません。 皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。 農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。 … 調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。 準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。