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tapuyというおコメの発酵食

フィリピンにはたくさんの民族があり、それぞれ違った文化を持っています。
その中で北ルソンに住んでいる山岳民族はおコメの発酵食の作り方を持っています。
tapuyと言いますが、おコメに微生物を入れてアルコール発酵させて酒にしたり粕を食べたりします。

おコメを生産している以上避けては通れない道なのです。

ということで誕生日に試験的に仕込んでみました。
自分で栽培した現地米を使いました。

約10日で発酵して甘くなりました。
アルコールの甘い匂いもあり、うまく発酵しているようです。
もう少し我慢して甘さが減ってからまた試食する予定です。

tapuyを作るのには神さまの助けが必要なのです。
神さまの仕事を邪魔しないように静かなところに置きます。フタを開ける時も驚かないように声をかけます。

日本酒までとはいかなくてもおいしいお酒を目指しています。
来月にはもち米と紫米の収穫があります。
それぞれ違った味になるとは思いますが、tapuy仕込みます。

年末に飲めるのを夢見ています。

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