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グローバル化

いつだかに書いたことかもしれませんが。

日本は移民を受け入れようとしています。

労働力の確保。労働人口が減少しているかららしいのですが。

日本には最低賃金という法律がありますが、その最低賃金は世界に比べて高いのです。

時給700円というとどう思いますか?

フィリピンでは破格です。日給にしても嬉しい価格設定です。

そうすると、誰でも日本へ働きに行きたくなります。

違法で安く雇われても、例え半額でも、大丈夫な価格設定です。

しかも、日本語が分からないだけで単純労働、肉体労働なら日本人より優れています。

企業側としては安く雇えます。管理者をうまく置いていれば問題ありません。

そうすると、法律スレスレで雇用します。もしかしたら法律を変えてくるかもしれません。

日本人若者は仕事できなくなるかもしれません。

そこで、考えられるのは二つ。

海外に仕事の場を見つけるか、安賃金で我慢するか。

海外で働く場合、全てにおいて日本とは違います。それに我慢できるか。

また、賃金もその国並みです。能力があれば給料は増えていきます。

安賃金で日本国内で我慢する場合、本当に我慢しなければなりません。

物価が高い国で安賃金です。

どっちにしてもこれから生活していくのは大変なようです。

世界から見て、日本は先進国で都会なのです。

基本的に都会というのは人、物、金が集まって物価が高いものなのです。

優秀な人が集まり、取引します。

その回りには通常、スラムが存在し、その都会からおこぼれをもらう貧困層が住みます。

フィリピンのマニラでもそうです。

将来、日本へ自由に人が入るようになればスラムができてくるでしょう。

日本だけでなく、世界中の国で都会と田舎、高所得者層と低所得者層、棲み分けが進んでいきます。

その中で、私たちはどの立場にいることができるのか。どのような生活がしたいのか。そのために自分の能力をどこで使うのか。

考えなければならないことはたくさんあります。

私は、フィリピンで農業をしています。

なんとか自活できるように頑張っています。

ただ、所得は日本の農家に比べて格段に低いのです。

流通が発達し、法律が変われば、世界中原料コストはいっしょになってしまいます。

それがグローバル化だと思います。

人のコストが国ではなく、能力で決まり、生産のための原料も輸送賃のみ違い、他は同じになってしまいます。

なので、日本では自分の所得を稼ぐために(日本は生きるためのランニングコストが高いのです)、高級品を生産しなければなりません。現在の都市近郊農業と同じ状態です。

日本人視点から考えると、大変になっていくことしか想像できません。

新しい創造をしましょう。私は現在のような世知辛い世界は嫌いです。

創造して良い地球にしましょう。

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