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酒とお寿司と鍋とわたし。


お陰様でまた一つ大人の階段を上りました。
今年も家族に祝ってもらい、幸せな日々を噛みしめております。
家族って良いな。
今年はお寿司を作ってくれて、寒かったので鍋で温まりました。
自家米からの自家製どぶろく。一年発酵もの。
美味いっすね。
通常どぶろくは発酵前に水を加えているみたいなのですが、このお酒は、この地域の元からあった方法で作っています。水を足していません。贅沢どぶろくです。
ここでの方法はおコメを半炊きして菌を入れるわけですが、この菌の中にはデンプンから糖に変える麹菌の一種と糖からアルコールに変える酵母の一種が混ざっているものを使っています。それをすこし冷ましたご飯に混ぜて寝かせるわけです。
ここの人たちはこの寝かせている間、ふたを開けてはいけないと言います。中のお酒の神さまが仕事をしているのを邪魔しちゃいけないらしいです。
しばらくして開けて中を見たいときはふたをノックして中を見ます。

2週間くらいしたものは結構甘いのですが、一年ものはアルコールが強いのです。


趣味で作っているので毎回同じものはできません。日付やおコメの品種、菌の量などメモして実験していますが、まだまだ分からないことがたくさんあります。
仕込んだ日を書いているだけで愛着がわいてしまいます。
また、年末年始に向けて仕込みます。


今回収穫したおコメでいなり寿司を作ってくれました。
フィリピン米なのですが、お寿司にするにはモチモチしすぎな気がしました。
それでも、おいなりさんの中に入ってもちっとする具合が良いわけです。



そんなこんなで、今年もたくさん食べてたくさん動いてたくさん遊んでたくさん笑って生きていきます。

Comments

Meru Sign said…
いなり寿司を作ってくれました。
フィリピン米なのですが、お寿司にするにはモチモチしすぎな気がしました。
それでも、おいなりさんの中に入ってもちっとする具合が良いわけです。

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問題は お稲荷さんの入手方法。薄揚げができるようであれば 勿論、きつねうどんができそうですね。
brennnessel.dem said…
フィリピン米でもたくさん品種があってモチモチする品種もあります。日本の日本米に比べるとまだまだ違いますが、私はフィリピン米の方が胃に優しい気がして好きです。



おいなりさんは、韓国グロサリーで売っていることがあります。それでも豆腐から作ってみたいですね。

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