ふと考えてしまいました。
普通なら、ダーウィンが言いました。進化論。
でも、ヒトを見てなにが進化しましたか?
いろいろな技術、知識の蓄積ができました。
医学のおかげで寿命が延びました。
いろいろな情報が行き交うようになりました。
でも、ヒトとしてなにが進化したのか。
疑問に思ってしまいました。
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化学の世界にはエントロピー増大の法則があります。
エネルギーは低い方向へ進む法則。簡単に言えば。
熱いものを置いておけば冷めます。氷もほったらかしだと溶けます。
人で言うと、なにもしなければ怠けた方向へ進むこと。
これは、化学の世界で大きな法則です。
ひょっとしたら、化学の世界だけではなく、他の世界でもそうなのかと。
情熱がないと怠けます。必要性がないと怠けます。
エントロピーを低く維持すること、エネルギーを使って秩序を維持することが生命で、仕事だと思いました。
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現在、なにもかもが便利になっています。それは人類が進歩しているからだと言えばそれで終いですが、ひょっとしたら人類としてエントロピーが増大しているのかもしれません。だんだん怠けの方向に進んでいる。
昔は全て人力。今は機械があります。力ということで言えば、昔の人たちより劣化しています。
技能においても劣化しています。技術を維持することは資本主義の世界には合っていないようです。
私たちが昔の人たちに勝っている部分は何なのか。疑問に思ってしまいます。
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農業の世界にはF1というものがあります。雑種で雑種強勢。親よりも優勢であると。でもその次F2は劣化します。普通。
F1は実が大きくて、おいしくて、収量が多い。と言われます。実が大きいのは奇形と考えてしまうと優勢なのか疑問になってしまいます。
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エリートというのは本来、限られた空間に存在するもので、外界では生きていけないものと言う語源だと昔耳にしました。正しいかどうか別として、大まか合っている気がします。エリートは大企業にいて、先進国にいて。そんなイメージです。
そうすると、大昔から、生物は競争してエリートの位置を占める戦いをしていたのではないかと思いました。優秀な生物は良環境を占めてそこに住めない生物が次に良い場所に住んで。
そうすると、良環境から落ちていく生物が出てきます。
そうすると、現在、良環境に住んでいる生物はずっとずっとそこに居続けてきたわけです。
そうすると、ひょっとしたら、神さまがもともといて、その戦いに負けていって多様性が産まれたのかもしれません。
今は、人間さまが地球上で一番らしいですが、それは、他の生物との戦いで負けなかっただけなのかもしれません。
進化というのは周りが落ちていって現状維持できたもののことを言うのかもしれません。
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おっさんの戯言でした。
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