Skip to main content

燃料費<人件費と燃料費>人件費

燃料高騰 農畜産物運べない トラック業界 悲鳴

日本もどんどん燃料費が高くなっています。

フィリピンでは、もともと高く、ディーゼルは近くのガソリンスタンドで43ペソくらいします。ガソリンは60ペソくらい。日本円でいうと、それぞれ約100円と約140円。

物価に比べて燃料費が極めて高いのです。

外に頼っているものはなんでも高いです。

車、機械、燃料、電気などなど。

国内産は食料くらい。

食料、人件費くらいしか安いものが見当たりません。

人件費さえも、単位効率(そんな言葉あるかは知りませんが、何となく)を考えると高いのかもしれません。

なので、農業はほぼ人力に頼っています。

稲作で必要な農業機械はポクポクと呼ばれる牽引用のトラクタみたいなもの。ディーゼルです。水牛さんが働くこともまだあります。

私の農場は地下水を引きますのでそれ用のエンジンとポンプ。ディーゼルです。

脱穀用の機械。ディーゼルです。

運搬用は再びポクポク。

精米機。ディーゼルから発電しています。

販売で車やバス、トラックを使います。

あと、ご飯を炊くためのガス。

日本と比べて機械への投資がほとんどありません。

燃料費と農業機械の管理コストを考えると人力の方が良いのです。

日本では、機械を使っても生産技術と適正な販売価格でなんとかやっています。そして、人が働くより機械が働く方が安いわけです。

燃料費がどこまで上がっても今の農産物価格で耐えられるのか。

他にいろいろな条件もありますが、どうなんでしょう。

さらに、なんだか日本は労働者を受け入れることを緩和するような話が出ています。

そうすると、人件費が下がる可能性もあります。

ひょっとしたら、日本も今のフィリピンみたいに

燃料費>人件費

の時代がやってくるのかもしれません。

私は、日本へ攻めるチャンスです。

若者は体を鍛えましょう。

Comments

Popular posts from this blog

弁当肥という技術

台風通過中で季節外れの大雨です。 今季の稲ですが、なんだか出穂が少ないように思いました。 肥料なのか水なのか。 肥料は少なく1回多めに散布しました。 総量は同じですが、1回の量は減らしています。 イネがほしいときに少なかったのかもしれません。 ただ、丈は良いのです。 灌水もできる限りしました。 しかしながら、穂の数が少ないのです。 有効分げつが少ないという言い方をします。 なぜなのか。 調べてみると肥料が少ないとのことでした。 その中で ”弁当肥” という言葉がありました。 何という意味なのか。 田植え5日前くらいに追肥をして田植え後の栄養にする肥料だそうです。 それによって田植え後の活着を良くして生長させるようです。 田植えに弁当を持っていくことから弁当肥と言うらしいです。 そう言われるとフィリピンでもそれをしています。 忘れましたが現地でも言葉があるくらいです。 最初、やる理由がわからなかったのです。 田植えしたら早く元気になると言われました。 体内に栄養を保持してるのか疑問でしたし、ちょっとおなかがすいている方が頑張って根を伸ばすだろうと思っていました。 ですので育苗の時には肥料を少ない目にやっていました。 ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。 なかなか思ったようにはいきません。 皆がしている技術には理由があることを改めて思い知らされました。 農業において引く、減らすというのは慎重にしなければならないようです。 … 調べるのは次回、来年の雨季になってしまいます。 準備はできるだけしなければいけないのですが、なかなか結果を見て対処しなければいけないことが多いです。

今年の挑戦 (1) トマト

今年の挑戦の一つはトマト生産です。 日本のような施設園芸には到底かないませんが、フィリピンにあるローカルの品種よりもちょっと品質の良いトマトを生産する計画にしています。 フィリピンのトマトの品種はいろいろありますが、一般的なものは皮が厚くて甘くありません。それよりも、まずちょっと良い品種でおいしいトマトを良い収量で作るのが今年の目標です。 今までいろいろな甘い品種のトマトを試してきましたが、ほとんどのものは途中でウイルスにやられてしまいました。大きくて甘いトマトはなかなか難しいのです。 今回の品種は最初、ウイルスにかかったものは少なかったのですが、だんだん増えてきています。一般的に虫や樹液(野菜でも樹液というのかどうか知りませんが)を介して伝播します。 トマトに限らず、初めて栽培したものに関してはそんなに害虫がつきません。それもあって良かったのかもしれません。 2作3作続けていくと熱帯の高温で繁殖しやすい虫はどんどん住処を移動して増えていきます。日本では冬があるので一度、虫の繁殖がリセットされますが、フィリピンではそうはいきません。年がら年中虫は繁殖し放題です。それをどうコントロールしていくか。トマトに限らず、農業全般的に課題です。 … 生産技術はまだまだ低いですが、良くしていきます。

小学校からの訪問者

日本人学校の生徒さんたちが田植え体験に来てくれました。 総勢70人。 1時間弱と短い時間でしたが、楽しんでいってくれました。 都会の子どもたちで裸足で土を歩いたり水田に入ったり、普通ではできない経験だったと思います。 毎年、課外実習の一環でオクラの収穫やパッキング、精米所などを見学、体験してくれているのですが、今年初めて、この時期に田植えの体験を組み込んでくれました。 ここでの先生は、私の圃場で働いてくれている人たちでした。中には彼らの息子もいて両方にとって刺激のある時間だったはずです。 これに関して、知人と話しをしましたが、その中で、彼ら小学生の家は駐在員などで彼らのメイド以下の収入でこっちはやっているのに。などお金に関する話になりました。 果たして、自分自身どうなのか。なぜ、フィリピンで農業をやっているのか。自分の子ども、家族はどうなのか。改めて考える機会になりました。 なぜ、フィリピンで農業をしているのか。 フィリピンが好きだし、農業も好きだから。 なのですが、生活もしていかなくてはなりません。 フィリピンドリーム的なものを目指しているのか。 ただ、ここで農業をやっていることを足跡を残せるような仕事をしたいというのは本心にもあります。 … そんな悩みを吹き飛ばしてくれる子どもたちの笑顔がありました。 子どもたちの笑顔で元気づけられるような機会を続けていきたいですし、もっと増やしていきたいと思っています。