裏庭で家庭菜園をやっている。
趣味でやる農作業ほど面白いものはない。
お金を勘定しないで自由に植えて生長を見て収穫が楽しめる。
素晴らしいことだ。
その家庭菜園の耕うんを自分でやっている。
機械を使わないで鍬でやっている。
実際に自分でやっているといろいろな発見がある。
最初に耕したときは土が非常に硬かった。開墾作業。
そして、野菜を栽培してその後の耕うん作業。土が柔らかくなっている。
土が良くなったのか野菜や雑草の根が土の塊を壊してくれたのか。もしくは灌水の水のおかげかもしれない。比較的楽に耕うんできる。
写真の畑は以前、インゲンマメを植えた。それが終わって一か月くらいほったらかしにしていた。
それでもそこそこに土が柔らかい。何よりも乾季でほとんど雨がないにもかかわらず、表層から少し下は水分が残っている。
以前、耕うんして畝立てしたところは乾燥している。
ひょっとしたら、耕うんというものは土壌の水分保持という観点からすると必要ないのだろうか。と自然農法に無理やりつなげてしまった。
果たしてどうなのだろうか。
ここ最近、福岡正信さんと自然農法とひっつけたくなる事象が続いている。
種子の我慢強さや今回の土の中のこと。
自然はやっぱり自然なのだ。
一方で、農薬や化学肥料を使った農業もやっている。
やはり、それらを使うことで簡単に収量を上げることができ、簡単に病虫害防除ができる。
ただ、その一方で、それら商品は高価なものが多い。
しかも、農薬に関していえば、強いものは一般的に高価である。しかし、そればかり効くからといってずっと使っていれば虫の方がそれに対抗して効かなくなってくる。イタチごっこである。
ホワイトフライがトマトに大量発生した時は最終的にはあきらめた。最初は殺虫剤をいろいろ使って頻繁に使ったが一向に減る気がしない。効いていないのか効いているが100%でなく、生き残った者が繁殖したのか。どっちにしても防除できなかったわけだが殺虫剤は無駄なものではないのかと思ってしまった。家庭菜園のトマトにホワイトフライが大量発生した時は木酢を散布してほったらかしにした。とするといつの間にかいなくなった。殺虫剤は虫を殺すことで虫の生きる力を呼び覚ますのかもしれない。
また、子どもが畑でトマトやイチゴを取って食べる。言っても聞かない。そうすると、うかつに農薬を散布できなくなってしまった。やはり、農薬散布してから分解されるまでは食べさせたくない。ほとんどの農薬は最長収穫2週間前までの散布なら安全だと記されている。農薬によっては翌日収穫しても良いものもある。しかし、子どもはそんな事お構いなしである。そこに実があれば、それを口に入れたいのだろう。
では、どうすれば良いのか。無農薬にするしかない。家庭菜園なので良いと言えば良い。それでも少しばかりはお金に変えたいのだ。
どうすれば無農薬でも作物が健康で元気に育つのか。
いろいろ要因があるが、それは自然に聞かなければならない。
一つ思うところは、化学肥料。
あれを撒けば植物は早く大きく育つ。しかし、病虫害が多くなる。
別に否定するわけではないが、化学肥料一辺倒でも良くないと思う。
他の要因はどこにあるのか。
微生物や微量要素だろう。
…
そんなことを考えながら鍬を振る。
安全で安心して畑で子供に食べさせられる栽培がしたい。
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