フィリピンは、今、新興国ということで注目を浴びています。
経済成長も良く、どんどん発展しています。
人々もだんだん良くなることを実感しています。
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ただ、一部の地域では、いつも通りの毎日を送っています。
経済社会とは一線を画した社会です。
ニュースでは、発展している箇所を抜き取っていますが、全体がそうではありません。
日本は特別で全体が大体に発展していきました。
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フィリピンでは、暖かい国柄、食べられないということはありません。しかもキリスト教の国なのでなおさらです。
ただ、教育がきちんとしていない地域がたくさんあります。
歩いて5時間6時間のところにしか学校がない。
先生が少ないのか子どもが多いのか半日いられない学校。
一方、都会では学校、塾などしっかりしています。
どんどん格差が広がりそうです。
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そんな一面もありますが、発展していない地域には発展していない良さがあります。
私はそれを、周回遅れの先進国と言っています。
フィリピンではもう"国"ではありませんが。
日本に住んでいるといろいろ憂鬱なニュースばかり聞きます。
自殺、高齢化社会、老人ホーム、孤独死、意味不明の事件、忙しすぎる、隣人を知らないほど人が疎遠などなど。
ひょっとしたら、経済社会の悪い一面なのかもしれません。
しっかり働いてそのお金で生活する。
そこはいいのですが、家族との時間が持てない等、問題が出てきています。
フィリピンでも近い将来、都会部ではそんなことになるのかもしれません。
そういった先進国の人たちは田舎の生活から学ぶ部分が山ほどあります。
家族を大切にして、家族のために時間を使い、急かされすぎなく、道ばたで会った人とゆっくり話し、などなど。
都会ではあり得ないことがたくさんあります。
日本は経済界でトップに立ちました。それでもまだ経済社会を信仰しているのが不思議です。栄枯盛衰。栄えれば滅びて、子どもも大人になっておじいさんになります。
次の新しい社会を創る役目が日本にあると思います。
経済発展で幸せになった部分、不幸せになった部分を経験しているからこそ、新しい社会を創る可能性を持った国です。
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若い人たちが世界を見て考えて、がんばって国を築かないといけません。
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