戦後、日本では食糧がありませんでした。だから、みんなお腹が空かないように食糧生産を第一にやって来ました。
その後、化学肥料、農薬という化学の力が後押しして食糧増産がどんどんできました。
しばらくしたら、その化学の力が生命に有害だということがわかってきて、それを減らすような努力がされてきました。
その一つの形が有機農業。でも、それは、大変です。だけれど、食の安全は守られなければなりません。そこで、ルールができ、安全でなければならない事になりました。そして、その安全性に付加価値を付けてブランドができ、生産者の名前、写真付き農産物などが出てきました。それが、安心につながっていると思います。
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国も同じだと感じました。
昔は人口増加、経済成長、国民の暮らしを豊かにするためにいろいろなことをしてきました。
その中で、公害などが出てきて、それを規制するための法律もできました。
今の日本は、何でもあって生きていくには十分すぎる物があります。
でも、その十分すぎる物の陰にはいろいろ危険があります。原子力発電所みたいに。
これからは、経済成長という考え方を一段落させて、安全な国作り、安心できる国を作っていく必要があると思います。農業生産物が変化してきたように。
日本には、素晴らしい四季、自然があります。
中国に経済が抜かれたとしても日本には日本というものがあります。
それを大切にしていきたいと思う今日この頃。
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