日本から農家の方がやってきた。
小さいながらもニラの畑を見ていただいた。
1反するだけでも大変だと仰っていただいた。
何が大変かというと収穫後の調整が大変なのだ。
黄色い葉や汚い葉を取り、それを日本なら一袋ごと入れていく。
そんな話になった。
フィリピンではもちろん汚い葉を取り、きれいにする。パッキングは現在、500gごと、10kgごとと大きな量でパッキングしている。ほんの少しだけ100gで包装している。
そのほんの少しの100gパックは手間がかかっている。
10kgパックのものも最終的には小さな束になって売られている。それはマニラの業者が小分けをしている。
なぜあちらでするのか。こっちでした方が儲かるのに。と日本の農家は言った。
スーパーの場合、直前に外で置きっぱにされるからその後に、パックしないとダメになったものがもったいない。という理由で棚に並ぶ直前にやっている。という話をした。
…
これを改善するにはどうすれば良いのか。
スーパーまでコールドチェーンを繋ぐか。
それはどうすればできるのか。
誰がするのか。
スーパーなのか?
他店舗より良いものを置きたいのか?
フィリピンのスーパーは基本的には場所貸しである。
そこに出している業者は儲けを出したいから考えているのであろう。
スーパー側はどれだけ考えているのか。
場所貸しはそれだけでお金になる。
そんなところが先進的に施設に投資してコールドチェーンをつなぐことができるのか。
そう考えるといつ誰がどこで一歩先へ進むのか?
そのきっかけは何か?
消費者の声なのか?
きっといずれそういった時は来る。
それはきっと生産者側からではないような気がする。
消費者の要望が出てそれに伴って川下からしぶしぶ変わっていくのだろう。
後ろ向きではあるが、日本ではどうだったのか?
Comments