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フィリピンの米に自給率に関して

PH rice self-sufficiency goal pushed back 3 years

今年、2014年、フィリピンは170万トンの米を輸入したそうです。

2008年には234万トンの米を輸入してその年の世界最大の輸入国になりました。

フィリピンは2016年に米の完全自給を目指しています。

2014年の6月から10月は米の価格が20%も高くなりました。

どこの国でも食糧保障は最大事項です。

高収量品種の導入や灌漑地域の拡大、機械化、その他農家への支援サービス等で10%(生産と消費の差)は埋められるだろう。

というようなことが書かれています。

おコメの増収は最優先課題のようです。

私はフィリピンで稲作をしていますが、低収量品種ですがおいしい品種を使っています。

まさに時代に逆行しています。

多収を目指すのか、品質という小さなマーケットを目指すのか。

難しいところなのです。

多収を目指す方が比較的簡単なのです。特にマーケットに関して。

ただ、それはフィリピン人でもできる、フィリピン人がやる仕事なのかなとも思っています。

逆に、多収で食糧自給率の向上のお手伝いも必要なのかなとも思っています。

悩んでおります。どちらを目指すべきなのか。

両方やってみます。

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